【報告】東北初のおてらおやつクラブ説明会(2016年6月23-24日)

この4〜6月は各地で説明会を開催し、新たなご縁を多く結ぶことができました。中でも東北地方は以前からご縁を広げたいと熱望していた地域。現在、東北地方のおてらおやつクラブ参加寺院は10数カ寺、支援先も数件という少ない状況が続いており、そしてまだまだ震災の影響も看過できないからこそ、当活動も東北での支援の裾野を広げていく必要があります。

そうしてようやく開催となった東北での説明会は、福島県いわき市と宮城県仙台市の2会場となりました。いずれも地域の核となる活動的なお寺で、社会問題に対してもやる気あふれるご住職・副住職さまがおられます。そのお寺を中心にして、おやつの仲間が増えていくことを願っての開催でした。

■ おてらおやつクラブ説明会@東北

日時:2016年6月23日(木)15〜17時
場所:菩提院(浄土宗)〒970-8026 福島県いわき市平字古鍛冶町59

日時:2016年6月24日(金)14〜16時
場所:愚鈍院(浄土宗)〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺3丁目12-17

両日とも参加者は多くはなかったのですが、既に協働いただいている団体さまが参加くださり、おすそわけの活用方法や支援の現場についてお聞かせくださいました。お醤油や石鹸など、ほんの些細な日常のものが大変喜ばれていること、でもシングルマザーが貧しさ故に生きる力をなくしているのも事実。だから可能ならば身近なお寺で他愛もない話を聞いてもらいたい、気持ちを吐き出したい、心のケアをお寺にお願いしたいという要望がありました。

すべてのお寺が相談事をお受けできるわけではありませんが、檀信徒とお茶を飲みながら話を聞くことはどのお寺も当たり前に行っていること。おすそわけの支援を受けている方がふらっとお寺に立ち寄って世間話をしていく、そんな関係が自然と生まれるように当活動も支援の形を考えていきます。引き続き応援の程よろしくお願いいたします。

(奈良県天理市 善福寺 桂 浄薫)

▲ 福島県いわき市の菩提院

▲ 宮城県仙台市の愚鈍院