【福岡編】おてらおやつクラブ説明会@九州のご報告

Posted on 2017年3月21日

 

先日、九州は福岡県(2/15)と大分県(2/21)でおてらおやつクラブの説明会を開催しました。
福岡会場には33名、大分会場には39名もの方が参加してくださり、大盛況となったことを本当に有り難く思っています。
そして説明会が終わった後、足を運んでくださったご寺院・支援団体さまが続々とおてらおやつクラブへ参加の声をあげていただいています。

 

九州の地で輪が広がったのは、「おてらおやつクラブサポーター」である遙山典仁さん(佐賀県/曹洞宗・永林寺)や、参加寺院の永石さんご夫妻(大分県/日蓮宗・常妙寺)が中心となってご準備いただいたお陰です。さらに、その他多くの方からも説明会や登録への働きかけがあったからこそだと思います。九州での説明会運営に携わってくださった皆さんに、心から感謝いたします。

 

さて今回のブログでは、福岡・大分それぞれの現場の様子やそこで得られた気づきを、二つの記事に分けてご紹介していきます。まずは福岡から。

 

 

福岡では、県内三市町(嘉麻市・飯塚市・嘉穂郡桂川町)の隣保館職員・人権同和教育啓発担当者・市町に勤務する指導員向けの合同研修会の中で、講演会という形で活動を紹介させていただきました。そのため会場はお寺ではなく、福岡県庁筑豊教育事務所にて行いました。

 

研修会に出席された方の多くは、地域で暮らす人々の困りごとに日々接している方々。とても熱心に講演に耳を傾けてくださいました。
講師を務めてくれた遙山さんは「(子どもの貧困問題に対して)私ならなにができるだろう?」をキーワードにしてお話されたそうで、講演後のアンケートには熱のこもった感想がたくさん書かれてありました。

 

≪参加者からの声≫

 

◆初めての参加で、子どもの貧困が増えていると聞き、大変痛み入るばかりです。
◆自分にできることを、一つ行いたいと思います。ありがとうございました。
◆詳しくお話を聞けて良かったです。自分でできることは何か考えて行動していきたいです。
◆ひとり親家庭、相対的貧困等、言葉は知っていても実際の中身まではよく分かっていなかった。意識しないとなかなか目も向けられないのではないかとも思う。今日は考えるいいきっかけになった。
etc.

 

「子どもの貧困」という根深く複雑な課題に対面したとき、私たち一人ひとりにできることは限られています。だからといって、考えること・行動することを止めてしまっては課題解決への道は閉ざされてしまうことになります。
そのため、各々が「自分にできることはなにか?」「どうにかして困っている人の力になれないか?」を考え、それぞれが置かれた立場でできることを積み重ねていくことが大切なのではないでしょうか。

 

今回の講演によって、参加者それぞれが子どもの貧困の現状を認識(人によっては再確認)し、実際のアクションを考えるきっかけになったことが、頂いた声から伝わってきます。

 

 

また、おてらおやつクラブという活動を初めて知った方も多かったようで、活動自体に対するコメントもいくつか頂戴しています。

 

≪おてらおやつクラブに対するコメント≫

 

◆お供え物をおさがりとしておすそわけすることはすばらしいことだと思います。檀家としても、そうやって活用していただけることは喜ばしいことだと思います。
◆生活に困っている家庭や子どもが、思ったより多いことに気づいた。(活動に対して)とてもあたたかみを感じた。
◆私達が、普通だとしている生活水準から一定以上離れたところで生活している、相対的貧困の子どもが6人に1人いることに驚きました。この「おてらおやつクラブ」の活動がもっと広がるといいなと思いました。
◆思っていた以上に、子どもの貧困率が高いことに驚かされ、おやつクラブの様な取り組みがもっと増えることに期待したい。
◆この取り組みを広めていっていただきたいです。「仏縁」、「お寺本来の務めを果たした結果の活動である」といわれた言葉が印象として残りました。
etc.

 

遙山さんが丁寧に説明をしてくれたおかげで、多くの方が「活動が広がってほしい」と期待の声を寄せてくださっています。これら温もりあるメッセージは、活動を続ける上での大きなエネルギー源です。本当にありがたいことです。

 

他方、「子どもの貧困について知らなかった」という声が多かったこともまた見逃せない気づきです。活動を継続することによって、子どもの貧困が全国どこにでもあるという事実を周知していくことの重要さも再確認しました。

 

そして問題を自分事として捉えた人が「自分にできることから、何か始めたい」との想いを持ったとき、おてらおやつクラブが一つの受け皿になることを目指していきたいと思います。
最近では「食品を寄贈したいので、近くのお寺を紹介してもらえませんか?」という問い合わせも増え、実際にお寺と地域の人とが新しいご縁を結んでいる事例もあります。

 

以上、福岡での説明会の様子やそこから得られた気づきを、参加者から頂いた声をベースに共有させていただきました。大分会場の様子は、次回のブログにて報告いたします。