おてらおやつ劇場のススメ 〜子どもたちの笑顔いっぱいの居場所〜


7月から始まったおてらおやつクラブの新事業「おてらおやつ劇場」。「おてらおやつ劇場」とは、おてらおやつクラブと連携する支援団体や寺院を会場にし、人形劇・紙芝居を通して全国の子どもたちに“笑顔”を届ける新しい取り組みです。
今回、「おてらおやつ劇場」を開催したおてらおやつクラブ事務局の2カ寺で対談を行いました。①当日はどんな様子だったのか、②問い合わせ~申し込み~開催まで(補助金について)のこと、実際に開催したお寺の体験談なので 、開催をご検討中の方も「おてらおやつ劇場って何?」という方にも参考になると思います。ぜひご一読ください。

それでは静岡県伊豆の国市・正蓮寺の渡邉元浄さん、愛知県名古屋市・久遠寺の高山信雄さんのお二人、よろしくお願いいたします。

 

①当日の様子

元浄:高山さん、こんにちは。今話題の「おてらおやつ劇場」を上演されたとお聞きしました。いつ頃、どんなふうに開催されました?

高山:元浄さん、こんにちは。えっと、うちは10月にお勤めした報恩講という法要の後に、1時間ほど上演してもらいました。お檀家さまは30人くらい、地域の子どもたちも30人くらい集まってくれましたよ。みんな子どもに戻ったように楽しんでくださったのが印象に残っています。その様子を見ている私も嬉しくなって。元浄さんも開催しましたよね? いつ頃でした? 人数は集まりましたか?

元浄:うちのお寺では7月に『蓮まつり』というイベントでおてらおやつ劇場を実施しました。正蓮寺で栽培している200以上ある蓮の花を愛でる一大イベントで、2日間で600人ほどがご来場されたのですが、お子さん向け企画の時間に劇場を実施して、子どもたち10人と、そのご家族20人くらいでしたね。

事前のチラシの中に「人形劇あるよ~!」って記載したおかげか、おやつ劇場を目当てに来てくれた人も多かったみたい。結構注目してくれていたようですね。人形劇自体の面白さもさることながら、メインアクターは劇団出身の浄土宗僧侶“山添真寛:やまぞえ・しんかん”さん(以下、シンカンさん)。プロならではの熱演で、声は通るわ御堂が似合うわ、ベストマッチでしたね。そして何より、準備も片付けも本当に1人でされていたので、熱いものを感じました。高山さんのところはどんな演目でした?

高山:そうそう、熱かったですね。うちは『さんまいのおふだ』っていう演目でしたが、お坊さんの師匠と弟子の小坊主のやりとりが面白すぎて。うちの子どもたちなんか、あの演目で覚えた「イチマイダー、ニーマイダー、サンマイダー、オシマイダ~」が毎日のように無限ループ。すっかりお念佛が変わっちゃって困りましたよ(笑)


元浄:あれね(笑)そのくだり、うちの娘もずーーーっとやってました。その後「こりゃこりゃ!」って叱る老僧の役が僕です(笑)前半の紙芝居『ねずみきょう』も良かったですよね。紙芝居が初めてっていう子もいて、新鮮な驚きもありました。なんか懐かしい風景がお寺にあるって、タイムスリップした感じがしてとても素敵だと思いました。

高山:そうですね。子どもたちにとってはこういう演劇って新しく感じるかもしれないけど、お檀家さまたちは反対に懐かしさを感じて……自分の子ども時代を思い出したような笑顔を見せてくれました。

そもそもシンカンさん、冒頭で「大人の方は自分の年齢を10で割ってくださーーい!」と堂内のみなさまにお願いしてくれましてね。

元浄:え?どういうこと?その時ちょうど見てなかったな・・・。

高山:「70歳の方は7歳、80歳の方は8歳、その年齢が今日のあなたの年齢です!! それでは手をあげてね! 5歳の人?6歳の人?7歳の人?8歳は?まさか9歳いる? よし、これでみんな子どもになっちゃった~(笑)」とみんなを子どもにしちゃいました。それだけでなんだか堂内一体となりましたね。

元浄:そうでしたそうでした(笑)その場にいる人、みんな仏の子どもでしたね。終演後のみなさんの反応はどうでした?

高山:あとで聞いた話だけど、自宅で子どもがいたずらしてる時にお母さんが「オニババがくるよ!」て脅かすとちゃんとするんですって。ちょっときついしつけにもなったみたいです(笑)しつけに困っているお母さんのためにも、怖さを体験させるっていうのも大切なことのように感じました。

元浄:なるほど!閻魔さまの社会教育的な!

高山:また、見に来てくれた子どもたちに後日会うと、私に向かって「シンカンさん、こんにちは!」て言われることが何度かありました。子どもたちにとって、お坊さんがみんな「しんかんさん」(笑)。それくらい、とっても楽しい思い出になったみたいです。

元浄:それわかる(笑)子どもたちって、袈裟姿で坊主頭の人はみんな同一人物なんですよね。

高山:そうそう、お坊さんあるあるだよね(笑)あとは、笑いすぎて数日間お腹が痛い、って方もいました。シンカンさん、演者冥利につきますね。

元浄さん:そうそう、本で新幹線を見るだけで「シンカンさん!しんかんせん!シンカンさん!しんかんせん!!」って連呼してくる子もいて、本当に影響があったみたいです。聞いている私たちはちょっと騒がしいけれどそれくらい楽しかったのだな、と。あれだけみんなを笑顔にさせてくれるシンカンさん、よーーーーーくみると汗びっしょり!笑顔を作ることへの一生懸命さが伝わってきましたね。ああ、あの上演中の爆発力を伝えられないのが心苦しい、、、。

高山:確かに!!大人も子どももシンカンさんの演技に釘付けでしたね。さすがおやつ劇場メインアクターでした!シンカンさんは、とにかく笑ってもらう、楽しくしてもらうことをとても大切にされていました。

笑顔ばっかりの毎日じゃないけれど、やっぱりこどもは笑顔で育つのだと感じましたね。

②お問い合わせ~申し込み~開催まで(補助金について)

高山:そういえば、そもそもの申し込みも簡単でしたよね。

元浄:おてらおやつクラブのホームページに、おやつ劇場の申込フォームもできましたしね。いくつかの質問に答えて送信すると、事務局からでメールで返答が来て、詳しいことは丁寧に教えてくれたので助かりましたね。

高山:うんうん、事務局の女性スタッフさん丁寧ですよね。

元浄:それになにより上演補助金が上演後に支払われるのも、実施する大きな助けとなりました。補助金があるのはとても有難かったですね。なかなか外部講師を呼ぶ時とか、「お金かかるからなあ」とためらうじゃないですか。とは言え、子ども向けだし、参加費とか取りたくなかったんです。

高山:そうですよね。本当に助かりましたし、嬉しかったです。今までおてらおやつクラブに寄せられた個人さまや企業さまからのご寄付が、仏さまを通して子どもたちの笑顔を生む補助金になったというわけですね。

上演補助金は開催後に実施報告書を事務局にメールすれば、主催のお寺さまや団体さまに振り込まれます。それだけでOK。面倒なことは一切なかったですよね?

元浄:そうですね。実施報告アンケートは簡単でしたよ。子どもたちの笑顔を振り返りながら、愉快な気持ちを思い出しながらの報告で、ほっこりしました。

高山:賛同寺院のお寺さまはもちろんのこと、ご家庭をサポートする支援団体さまにも、事業の一環としてぜひ上演していただきたいですね。おてらおやつ劇場は、子どもたちの笑顔いっぱいの居場所とってもいいですよね。

元浄:うんうん、年に一度はおやつ劇場!シンカンさんの上演を毎年開催している団体もあるほど人気のメインアクターなので、まずは相談からでも気軽におてらおやつクラブ事務局へとメールで問い合わせしてくださればありがたいですね。笑顔は子どもたちが心豊かに成長する大事な栄養素。みんな子どもたちの笑顔を生みたいですものね

高山:そうそう、笑顔はこころの栄養ね。でも、まずはお気軽に、ですね。元浄さん、いろいろおてらおやつ劇場についてお話できて良かったです、ありがとうございました。

元浄:こちらこそありがとうございました。うちはまた今年早いうちに開催しようと思っていますので、またお話しできたらと思います。また!

 

いかがでしたでしょうか。2カ寺で開催された「おてらおやつ劇場」の全貌を垣間見ていただけましたでしょうか?この対談でご興味が湧いてくだされば幸いです。まずは下記FAQをお読みいただき、お気軽にお問い合わせくださいませ。心よりお待ちしております。

合掌           

 

■おてらおやつ劇場ってなあに?

http://otera-oyatsu.club/theater/

おてらおやつクラブでは、連携する支援団体さまやご賛同いただくご寺院さまを会場にして「おてらおやつ劇場」を開催しています。人形劇・紙芝居で全国の子どもたちに笑顔を届けます。

 

■どうして始まったの?

子どもたちが心豊かに成長するためには、笑顔あふれる環境で育つことが大切です。私たちは間接的なおやつなどの支援を継続しつつ、より直接的に子どもたちが笑顔を生む機会を届けたいという思いから、全国のお寺さまや支援団体さまとのつながりと、日々お寄せいただいているご寄付を生かし、「おてらおやつ劇場」をスタートしました。
(おてらおやつクラブホームページ http://otera-oyatsu.club/ より引用)

 

■演じる人はどんな人?

「おてらおやつ劇場」メインアクターの山添真寛が、人形劇または紙芝居を上演いたします。山添真寛は滋賀県甲賀市のお寺出身のお坊さん。20代前半、僧籍を取得後単身上京し、劇団に所属。滋賀県に帰郷後、人形劇と紙芝居の上演を開始。プロの演者として長いキャリアがあります。現在、お寺や幼稚園・保育園、各種イベントなどでの上演は、年間100ステージにのぼります。明るく楽しい公演は子どもにも大人にも大人気。子どもは「シンカンさん」と何度も呼び、一年後に再訪しても名前を覚えているほどの人気者。大人も子どもの年齢に戻って、無邪気に上演を楽しむことができます。そのような大好評の人形劇・紙芝居をお寺や支援団体で上演し、子どもたちに(そして大人にも)笑顔を届ける活動が、「おてらおやつ劇場」です。

▼ 山添真寛 Official WEB http://yamazoe-shinkan.com/

 

■上演料の費用はどのくらい?

まずは上演依頼・お問合わせフォーム(http://otera-oyatsu.club/theater/にてお問い合わせくださいませ。また一人でも多くの子どもたちに笑顔を届けるため、「おてらおやつ劇場」を上演いただく主催者さまへ補助金(上演にかかる費用の一部)をお出しいたします。補助金額については、詳細確認の中でご相談させていただきます。

 

■会場はどの程度の広さが必要?

舞台(アクティングエリア)は約5畳、会場全体で約15畳から開催可能です。

 

■暗幕などは必要ですか?

特に必要ありませんが、照明器具を持参しますので、コンセントをお借りします。

 

■準備~片付けなど、お手伝いは必要?

搬入・搬出(荷運び)については少しお手伝いをいただくことがあります。会場に搬入後の細かな準備については全て山添が行います。