「おやつ小町」増殖計画!?

Posted on 2016年4月4日

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「おてらおやつクラブ」といえば、「お坊さん」だけで活動している、と思われるかもしれません。けれども多くの一般の方も賛同し、活動してくださるお方も多くおられます。

 

愛知県名古屋市中区の久遠寺では、毎月一回の定例でお下がりの集荷配送を実施し、多数のお坊さんと一般の方が参加してくださいます。今日ご紹介したい人は、お坊さんではなく、一般の方からの参加者である伊藤 妙(たえ)さん。通称「おやつ小町」と皆に親しまれています。

 

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「おやつ小町」さんは、東海圏でおてらおやつクラブが本格的に始動した2015年6月から毎月欠かさず参加してくださっています。今では2015年12月より集荷配送定例化がスタートした愛知県春日井市の林昌寺にも参加し、東海圏の会所二ヶ寺を行脚しながら、おてらおやつクラブの活動を支えてくれています。

 

そんな「おやつ小町」さん、ただ活動に参加するだけではありません。

お下がりの賞味期限管理、ジャンル分け、作業後の片付け(ゴミの分別など)、茶話会の準備から片付けまで手掛けてくれ、どのお坊さんたちよりもお下がりの状態を把握し、支援先に一番安心できる状態でおすそ分け出来るお膳立てを全てこなしてくれます。時には、お坊さんたちに指示を出し、手順を教える場面も。

久遠寺・林昌寺ともに「おやつ小町」さんの存在が大きく、もし彼女がいないとお坊さんたちの作業循環が滞ってしまうこと確実なのです。

 

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そんな素敵なおやつ小町さんに「なぜこんなに積極的に関われるのですか?」と尋ねたことがあります。そうすると「おやつ小町」さん、こう答えてくれました。

 
「こどもたちの笑顔のためですもの。でも私がこうして関われるのは、大好きなお寺で作業できるから、また、一般人の私を同じ志を持つ者として分け隔てなく受け入れるだけでなく、頼りにしてくださるお坊様方がいらっしゃるからです。おやつを通して、お坊様やおやつくらぶに関わる多くの方の気持ちを子供たちに伝えられたらいいなと思いながら作業しています。」

 

なんと「子どもたちの為」となる活動が、自分の喜びになっている。自身の喜びが、子どもたちの為となる活動を支えている。素晴らしい答えを頂戴しました。ですから、「おやつ小町」さんがいてくれると場が明るくなります。

 

「この団体さんは、小さなお子さんが多いから、このお下がりがきっと喜ばれるわ!!」
「一人でも多くの子どもたちの手に渡るようクリスマス仕様のお菓子を小分けにして詰めてきたよ!!」
「来月作業がしやすいようにお下がりのジャンル分けしておいたよ!!」
「私はお坊様に囲まれているディープな世界(空間)が、大好きなの!」

 
いつも子どもたちや支援先、作業効率を考えながらも、それが自身の為に言われる「おやつ小町」さん。だからこそ、「おやつ小町」さんの喜びをすぐ近くで感じているお坊さんや一般の方も、作業中にもかかわらず雑談を交えて楽しい雰囲気で活動できるのだと思います。

 

皆様の周りにこんな気持ちを持たれた「おやつ小町」はおられませんか?きっとこのおてらおやつクラブに賛同し、参加したい一般の方はお見えのはず。

それは、つまり「ア・ナ・タ」です!!

 

「何かお手伝いしたい」「子どものために」そして「わたしこそおやつ小町よっ!!」とのお声を、事務局一同心よりお待ち申しあげます。

 

(文責:久遠寺副住職 高山信雄拝)