認定NPO法人おてらおやつクラブは、日本全国のお寺や地域の団体、行政機関と連携し、食品や日用品などの「おそなえ」を「おすそわけ」する活動です。2018年にはグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)を受賞し、活動は全国に広がっています。
*2025年09月現在の登録世帯数、賛同寺院数、登録団体数
課題先進国ともいわれる我が国において、困窮する家庭の姿は見えにくく、「子どもの貧困」は実感を持ちにくい課題でもあります。コロナ禍の長期化により、全国から「助けてほしい」という声が当団体事務局に連日届くようになり、困窮する家庭や子どもたちが置かれている状況がこれまで以上に見えるようになってきました。
急増する支援要請にお応えするため、全国各地に存在するお寺と地域の支援機関をつなげ、地域での見守りを実現するネットワークを広げていますが、まだまだ「おすそわけ」をお届けできていない子どもたちがたくさんいます。
困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」を届ける一時的な支援にとどまらず、貧困の連鎖によって生まれる将来の所得格差や困窮世帯を支えるための税・社会保障の負担額増加など社会的損失を可能な限り抑えるといった社会全体に関わる課題解決を目指し、「おすそわけ」活動に取り組んでいきます。
子どもたちがどのような環境で生まれたとしてもさまざまな選択肢を持つことができ、将来に希望を感じられる社会となるよう、皆さまからのご支援をお願いいたします。
認定NPO法人おてらおやつクラブでは遺贈によるご寄付を承っております。どうぞお気軽にお問い合わせ、ご相談くださいませ。
おてらおやつクラブ 代表理事 松島靖朗