「特定非営利活動法人おてらおやつクラブ」は、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社(東京都目黒区)と提携して活動をしていくこととなりましたので、お知らせいたします。
ユニリーバ・ジャパンは、1964年に世界最大級の消費財メーカー、ユニリーバの日本法人として設立されました。ラックス、ダヴ、アックス、クリア、リプトンなどのブランドを通じて、サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”にしていくことを目指しています。
おてらおやつクラブと大手日用品メーカーとの提携は初めての試みとなります。
■提携内容
ユニリーバ・ジャパンの日用品・食品のうち、品質に問題がなく、消費期限・賞味期限内であっても出荷ができない製品(流通の過程でお客さまの手に届くまでに時間がかかるため)を、おてらおやつクラブ事務局へ月300ケース(年間3,600~7,200個、在庫状況による)を寄付、おそなえし、経済的に困難な状況にある家庭をサポートしてまいります。
■代表コメント
〇特定非営利活動法人おてらおやつクラブ 代表 松島靖朗
おてらおやつクラブの活動を通じて、たくさんのお母さんや子どもたちへ「おすそわけ」を届けてきました。しかし実際のところ「子どもの貧困」は見えにくく、まだまだ多くの家庭が誰にも気づかれないまま社会的に孤立しています。次の世代へと貧困が連鎖していくことも多く、将来を見据え長期的、多角的な支援が必要です。お菓子が中心だった「おすそわけ」も、現場のニーズに合わせ、主食となる食品や生活に必要な日用品をお届けする多様な支援となってきています。今回のユニリーバ・ジャパン様との取り組みにより、「自分はひとりではない」と明日を生きる希望と笑顔がたくさん生まれますように。
〇ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社 代表取締役 社長兼CEO 髙橋 康巳様
ユニリーバは、創業当初からブランドを通じて社会課題の解決に貢献したいという想いを持ち続けてきました。日本における深刻な社会課題の一つである「子どもの貧困」に対して、企業として何ができるかを模索する中で、単なる経済的支援にとどまらず、社会的孤立をなくしながら持続可能な取り組みをされている「おてらおやつクラブ」様を知り、大変感銘を受けました。「おてらおやつクラブ」様を通して、ラックスやダヴなどの製品を必要な方に「おすそわけ」することで、一人でも多くの方の暮らしに寄り添い、誰もが豊かに生きることが“あたりまえ”になる社会の実現に貢献していければと思います。
■企業情報
〇ユニリーバ(https://www.unilever.co.jp/)
ユニリーバは、約190カ国で毎日25億人以上の消費者に選ばれている、世界最大級の消費財メーカーです。ビューティ&パーソナルケア、ホームケア、食品・飲料市場に約400のブランドを展開しています。ユニリーバ・ジャパンは1964年に日本法人として設立され、ラックス、ダヴ、クリア、アックス、ポンズ、ジフ、ドメスト、リプトンなどのブランドをお届けしています。
ユニリーバのパーパス(目的)は、「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」することです。環境負荷を減らし、社会に良い変化を起こしながら、ビジネスを成長させることを目指しています。2010年には、成長とサステナビリティを両立させるためのビジネスプラン「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」(USLP)を導入しました。「すこやかな暮らし」、「環境負荷の削減」、「経済発展」の3つの分野で約50の数値目標を設け、世界中で取り組みを続けています。その多くが「持続可能な開発目標」(SDGs)と深く関わり、USLPの目標を達成すれば、SDGsの17の目標すべてに貢献できるようになっています。
〇ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン
・すこやかな暮らし
世界中の人々がより衛生的・健康的な習慣を身につけられるよう、10億人以上に石鹸を使った手洗いの啓発や安全な水の普及などを行っています。日本では、ダヴを通して女性の自己肯定感を高めるプログラムを提供しています。また、自然災害からの復興支援・防災支援も行っています。
・環境負荷の削減
製品を作り、運び、使い、ごみに出すまでのすべての過程で、環境負荷を減らす努力を続けています。日本では全事業所で100%自然エネルギーを使用*。パッケージのプラスチック使用量の削減に加え、2019年下期のラックス、ダヴ、クリアの新製品を皮切りに、再生プラスチックを最大95%使用したパッケージへの切り替えも進めています。
・経済発展
環境や人に十分に配慮した農園から製品の原材料を調達するようにしています。また、誰もが自分らしく生きられる社会を創っていくことを目指しています。日本でも、ラックスを通して女性の限りない輝きと活躍を支援。ジフ、ドメストでは、製品の売上の一部を、家庭の事情でおなかを空かせていたり、一人で食事をしなければいけない地域の子どもたちを支援する活動に寄付するキャンペーンも実施しました。
*日本国内の全事業所(本社、研究所、自社工場、全国の営業所、リプトンおよびベン&ジェリーズ直営店)および主力協力工場で使用する電力約1,295万kWh分を、グリーン電力証書を利用して100%自然エネルギーに切替。使用電力量は2018年実績に基づき算出。