ボランティア参加の中学生から同年代に向けたメッセージ

昨年おてらおやつクラブのボランティアに参加いただいた中学生から同年代に向けたレポートをお預かりしました。ボランティアに参加してみて感じたこと、将来やりたいことなど、中学生ならではの瑞々しい感想がつづられています。同年代の若い方はもちろん、すべての方に届くメッセージになっていますので、ぜひご一読ください。

*レポートは早期にお預かりし、本来もっと早く公開すべきでしたが、手違いにより公開が大変遅くなり申し訳ありません。レポート作成後も彼女は、校内でおてらおやつクラブのパネルなどを作成し当活動へ心を寄せてくれています。


おてらおやつクラブで感じたこと

奥田心音

皆さんは、「おてらおやつクラブ」を知っていますか?
おてらおやつクラブとはお寺に寄せられる様々なお供えを仏様からの「おさがり」として頂戴し、貧困状態のご家族へ届ける活動をしている所です。

我が家ではクリスマスに毎年お供えをしているので活動は知っていましたが私にも何かできることはないのかなと考え、問い合わせたところお供えを分けるお手伝いができると聞いたので友達を誘って行きました。
その時、私はジュースをお供えしました。
背が高くなり着れなくなったワンピースをリサイクルショップに持っていき、その時頂いたお金で買えた、36本のジュースです。
着れなくなったお洋服がまた誰かに大切に着てもらえることが嬉しくて、お供えしたジュースが36人のお友達の笑顔になるのかな・・・と思うともっと嬉しくなりました。

おてらおやつクラブに行って私はお供えものがすごく多く、食べ物だけだと思っていましたが、日常品のマスクなどがあり、他にもお米やそうめんもあって、毎日食べるものをお供えすることも、心配りだと思いました。
私は今回1つ1つのおさがりを心を込めてダンボールに仕分け、手書きのメッセージを書いて入れ、封をするお手伝いをしました。
このダンボールをもらった人は、開けたとき心が落ち着いて喜んでくれたらいいなと思いました。

私はおてらおやつクラブに行ってすごく勉強になりました。
中学生の私にできることは少ないのかもしれません。
だけど、みんなの思いやりの気持ちがたくさん集まったら、きっと何かの力になると思います。
経済的に困難な状況にあるご家庭が「助けて」と言える場所を守りたいです。
そして1日でも早く貧困状態の家庭がなくなったらいいなと思います。
私はこれからもおてらおやつクラブに行って少しでも誰かの役に立ち、共感して協力してくれる仲間が増えたらいいなと思います。

幸せはいくら分けても減らないよ