「おすそわけ活動10年、うれしいを実感できる社会へ」を開催しました

認定NPO法人おてらおやつクラブ(代表理事:松島靖朗)は、10年の活動を振り返るトークイベント「おすそわけ活動10年、うれしいを実感できる社会へ」を11月30日(土)、奈良県東大寺の金鐘ホールで開催しました。10月30日に出版された『おてらおやつクラブ物語』の著者・食品ロス問題ジャーナリストである井出留美さんをお迎えした本イベントには、普段ボランティアで協力くださっている方や東京都から遠征された方など約90人が参加。多くの方がお菓子や日用品などの「おすそわけ」をご持参くださり、会場に設置した三宝にはたくさんの「おそなえ」が集まりました。

来場者から寄せられた「おそなえ」

イベントでは代表 松島がおてらおやつクラブにつながる過去や活動開始のきっかけ、10年の間に起こった重要な変化などを振り返り、「皆さんとの出会いが活動の大きな支え」であったとお伝えしました。

井出さんを交えたトークセッションでは松島と井出さんの出会いや『おてらおやつクラブ物語』の誕生秘話などについてお話しし、トーク後にはサイン会を実施。東大寺大仏殿の院主である森本公穣氏に解説いただく大仏拝観のツアーも行われるなど、盛りだくさんなイベントとなりました。

トークセッションの様子

井出さんサイン会の様子

東大寺大仏殿院主 森本公穣氏による解説

食品ロスの受け皿のひとつとしておてらおやつクラブの活動に興味を持ち、親子で参加をされた男性は「貧困問題は表に出ることが難しい。今日の講演で知識を得て、多くの人に伝えたい」とお話しくださいました。

イベントでお預かりした「おそなえ」は、後日ひとり親家庭や子ども支援団体の子どもたちへ大切に「おすそわけ」いたします。

また、現在おてらおやつクラブは、一年のなかでも特に「たすけて」の声が多い歳末の時期に全国2,200世帯へおすそわけを届ける「歳末たすけあい2024」を実施しています。配送費の支援としてふるさと納税の仕組みを利用した寄付も募集中です。こちらもご協力いただけますと幸いです。

▼歳末たすけあい2024について
https://otera-oyatsu.club/winter2024/

▼ふるさと納税の仕組みを利用した寄付について
https://www.furusato-tax.jp/gcf/3526