
物価高騰のなかで、それでも子どもたちを笑顔にしたい
たくさんの食品に助けられます。
常勤で働いていても安月給、収入は児童扶養手当対象額からわずかだけオーバーしてしまい、家族にも縁を切られ、何の補助も得られないまま一人で自分の給料だけで子どもたちと3人で生活するには限界を感じていました。赤字の月も多くあるわけです。
娘は私立高校に通い、補助の申請を出していますが、補助金が下りるまでは毎月5万の学費を払い続けます。食費で調整したくても、物価は高騰し、子どもたちは食べ盛り。今日、届いたお品を見て涙が出ました。
ジュースは贅沢だと思って、離婚後は子どもに我慢させて買っていませんでした。海苔も子どもたちは大好きですが、これも高くて買えませんでした。子どもたちに買ってあげられなかったものがたくさんあり、日常使う調味料なども家計が救われると感じました。
(神奈川県/40代のお母さん/お子さん2人)
- 事務局員コメント
- 『届いたお品を見て涙が出ました』——そんなお母さんの言葉に胸が熱くなりました。
長引く物価高騰のなか、常勤で働いても家計の赤字が続き、子育て生活にも限界を感じてしまう。そんな現実に直面するひとり親家庭の悲痛な声も、最近では多く寄せられています。
このお母さんの声からは、子どもたちの成長を思いながら、生活をなんとか守ろうと日々奮闘されている姿が伝わってきます。また、そんな厳しい状況のなかでも、「おすそわけ」がお母さん・お父さんの心にひとときの安らぎを届けられていることを嬉しく思います。
おてらおやつクラブは、こうした声を社会に届け、すべての子どもが生まれた境遇を問わず、笑顔で暮らせる社会の実現を目指して歩みを進めていきます。
りんごの甘さがくれた、ひとときの幸せ
初めて利用しました。
びっくりするくらいたくさん入っていました。心が踊りました!
ほんとにありがたいです、お菓子の下にはリンゴまで入っていました。
果物は高いのでふだんはあまり買わないようにしています。
ほんとにうれしい、ありがとうございました!!
(青森県/40代のお母さん/お子さん1人)
- 事務局員コメント
- 果物は本来、旬を通して日々の暮らしに季節を運び、心を潤す存在です。しかし、物価の高騰によって果物が「贅沢品」となり、手に取ることをためらわれるご家庭も少なくありません。
それだけに、久しぶりに味わうりんごの甘みが、ご家庭の食卓に笑顔とぬくもりを届けたことを嬉しく思うと同時に、“当たり前だった豊かさ”が失われつつある社会の今を映し出しているようにも感じます。
おてらおやつクラブでは、お菓子やお米、日用品を中心におすそわけしていますが、時には旬の果物や野菜をお届けすることもあります。おすそわけが、暮らしの中にほんの少し季節の彩りを添える機会になればと願っています。
だれかの想いが、明日を生きる力になる
手書きのメッセージ、とても嬉しかったです。優しく温かな言葉に、わーっと涙があふれてきて、一人泣いてしまいました。
家族には辛い顔を見せたくない、そう思ってここまできました。でも、身内でもなく友だちでもない方からの、優しく思いやりあふれる言葉に「私は一人で辛かったんだ。泣きたいくらい、苦しかったんだ」、そう思ったら涙が止まらなくなってしまいました。そして、泣いてもいいんだ、とも思いました。たくさん泣いたら、また頑張ろうと思えてきました。
おすそわけ、そして優しいメッセージ、本当に感謝しています。何とかここを乗り越え、いつかいつかご恩返しをしたいです。
(東京都/50代のお母さん/お子さん2人)
- 事務局員コメント
- 「身内でもなく友達でもない誰かが、自分のことを気にかけてくれている」。
「たすけて」と声に出すことが難しい状況のなかで、誰かのやさしさに触れることが、どれほどの心の支えになるのか。このお母さんの声が教えてくれます。
必要なのは、食べ物や日用品だけではなく、「あなたはひとりじゃない」という温かなつながり。その小さな想いが、日々を生き抜く力につながっていきます。
おすそわけを通じて生まれる想いの循環が、「たよってうれしい、たよられてうれしい。」社会の礎になると信じています。
おてらおやつクラブは、こうした声なき「たすけて」に耳を澄まし、応えていく仕組みを広げていくために、皆さまからのご支援を大切に活動を続けてまいります。
おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。
お母さん・お父さんから寄せられたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介いたしました。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。
ふるさと納税で、物価高騰や孤立で困っている全国のひとり親家庭の子どもたちに、あなたの寄付で“おすそわけ”を届けませんか?
「【子どもの貧困】見捨てない。あなたの支援で、子どもたちに食べ物とつながりを。」というプロジェクト名のもと、12月31日(水)まで寄付を募集しています。
お預かりしたご寄付は、全国のひとり親家庭の子どもたちに「おすそわけ」を届けるための運営費として大切に活用させていただきます。
子どもたちの笑顔のため、ぜひ応援をお願いします。
▼プロジェクトページ
furusato-tax.jp/gcf/4666
*通常のふるさと納税と同様、寄付金控除を受けることができます。
*当プロジェクトには返礼品はありません。あらかじめご了承ください。


