おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。
日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。
この1か月(5月1日〜30日)の間に届いたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。
【お母さん・お父さんからの声】
コロナ陽性になり、泣きつくように申請。お恥ずかしいです。すぐに手配していただいたようで、数日で受けとりました。お菓子がたくさん…!娘を意識していただいたようなかわいいプリンセスのキャラクターのお菓子まで。ああ、本当におやつクラブだなぁと。ダンボールの外側に書かれたおてらさんの絵にも癒されました。私の場合は味覚障害はありませんが、鼻閉で味がほとんどわかりません。頭痛と熱で、最低限の食事しかとれていませんでした。家にはないお煎餅や珍味のお菓子、食べてみると不思議に味がしました。美味しかったです。お菓子を通して、元気づけていただいてるのがよくわかりました。
あまり食事をとっていませんでしたが、残り隔離生活、お菓子をはさんでカロリーを摂っていけるよう頑張ります。本当に、ありがとうございました。
(北海道の30代のお母さん/女児1人)
GW期間中、4月29日から子どもが発熱し、ずーっと自宅で看病をする毎日でしたので買い物にも行けず備蓄していた物もだんだんと底をつき おすそわけのありがたさが身に染みてます。お米からお菓子、日常品まで入っていて、自分ではなかなか買えない高級な菓子(ポッキー)が嬉しいと喜んで早速親娘で食べました。ようやく回復してきた娘の笑顔を久しぶりに見ました。たくさんのお心ざしに感謝です。ありがとうございました。
(北海道の50代のお母さん/女児1人)
ありがとうございました。娘が今年度で二度コロナの濃厚接触者になり4月とGWのほとんどを自粛生活で過ごしました。娘はもちろん可愛いのですが2人きりの生活が続くと気が滅入ってしまうのでした。自分の病気や有名人の自死などの影響でふと悪い考えが浮かぶ事がありました。小包の中には子どもが喜ぶおやつの他にも基礎化粧品や生活用品が入っていてとても嬉しかったです。頼れる身内がいない我が家にとって『実家からの小包』を疑似体験できたような気持ちです。前を向く力もおすそわけされました。ほんとうにありがとうございました。
(北海道の40代のお母さん/女児1人)
- 事務局員コメント
- 感染症の影響や思いがけない体調不良などひとりではどうにもならず、人を頼らねばならない状況は突然やってきます。多くの方が楽しそうに過ごす連休を思うように過ごせなかったら、気持ちがさらに落ち込んでも不思議はありません。おてらおやつクラブではお申し込みからなるべく早くおすそわけを発送し、お困りの方が安心していただけるよう心がけています。
昨日受け取りました、フルーツやジュース、ツナ缶、タオルなどとても助かっています。次男が高校入学し、お弁当、補食、部活で食費が倍になり、4月は諸経費がかかり昨年利用してみてとても良かったので申込みしました。前は県のフードバンクを利用してました。缶詰や乾パン、非常食が多く缶詰にいたっては、焼き鳥やすき焼きなど、子供達が食べない物が多く頂いても使えない物が多かったので今回すぐに食べれる、フルーツに至ってはとても助かりました。フルーツはすぐになくなるので、なかなか買ってません。ありがとうございました。
(岩手県の40代のお母さん/男児2人、女児1人)
この春の娘が小学生になりました。ランドセルや制服、学用品で費用が嵩みましたので、元夫に特別出費を依頼しました。離婚調停で進学などの特別出費が発生した場合は、費用負担を協力すると決めましたので。ところが、調書内容を守ってくれず、調書を持ち出して請求してくるなと不躾に断られました。そんなことがあり入学出費が生活費にくい込んでいるため、今回の支援を申し込みました。経済的にだけでなく、精神的にも支えられています。今回は、申込から発送まで非常に迅速で大変有り難かったです。子どもたちが喜ぶお菓子がどっさり。飲料やカップ麺も重宝します。しばらくお菓子は買わなくて済みそうで助かります。どうもありがとうございました。
(東京都の40代のお母さん/男児1人、女児1人)
今回もありがとうございました。学費など払ってしまったら、お金がなくなってしまい、お米も買えなくて、瀕死の状態でした。食料の中に、フェリシモmamaの日めくりカレンダーも入っていまして、それを読んだら、心がほっこりしました。毎日、毎日が、生きるだけでも辛いですが、頑張って過ごしたいです。
(青森県の40代のお母さん/女児1人)
- 事務局員コメント
- いつも以上に費用がかさむ新年度のしわ寄せを受けやすい5月。連休も影響し、予定外の出費が重なるご家庭も。子どもたちが新しい何かに挑戦できるよう我慢を続けるお母さん・お父さんたちの心が少しでも和むよう、おてらおやつクラブはおやつだけでなく化粧品や入浴剤、カレンダーといった日用品、コーヒーやお茶などもお届けすることもあります。
おすそわけありがとうございました!子供が受け取り開封しました。
隣の部屋から「えーっ!凄ーい!」と3回…5回…と聞こえ、何回連呼するんだろ?と数えた結果12回でした♪来て来て!と嬉しそうに呼ばれ、広げられたおすそわけを見て私も驚きました。到着確認のLINEにて、発送いただいた寺院さまのメッセージも添えていただきとても嬉しかったです!ありがとうございました!
(兵庫県の40代のお母さん/女児1人)
お礼が遅くなりすみません。発達障害、思春期真っ只中の高1息子との二人暮らし。毎日毎日、いがみ合い。体も心も痛めつけられ死んでしまいたい!!と毎晩思う中で、おてらおやつクラブを始め、寄り添って頂いている方々を思い出し、何とか踏ん張っています。おすそわけの箱を開けるときだけ、唯一息子と笑顔になれます。最近、絶不調の息子と中々一緒に箱を開けられず、お礼が遅くなりすみません。息子の唯一の笑顔を見られる機会を頂きありがとうございます。
(北海道の50代のお母さん/男児1人)
届きました!娘がとても喜んで「わぁ!チョコがある!かりんとうがある!」と大はしゃぎしていました。温かいお手紙も頂きホッとする瞬間でした。お米も頂き入っていたカレーと早速頂きたいと思います。本当にありがとうございました。
(山梨県の40代のお母さん/女児1人)
- 事務局員コメント
- 子どもたちの笑顔が思い浮かぶ声がたくさん届いています。思わず私たちの顔もほころびます。また、子どもたちの笑顔は活動に関わる方々の更なる力となります。ひとりでも多くの子どもたちに笑顔を届けられるよう、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
おてらおやつクラブでは、困りごとを抱えるご家庭をお支えするため、随時皆さまからのご寄付・ご寄贈を募っています。
長引くコロナ禍により大変な状況にある方もいらっしゃるかと存じますが、どうか可能な範囲でお力添えいただければ幸いです。
ご支援くださる方は、下記URLからご自身に合った方法をお選びいただき活動にご協力をお願いいたします。
▼ご寄付(継続寄付・都度寄付)
https://otera-oyatsu.club/donate/
▼ご寄贈(食品・日用品を送る)
https://otera-oyatsu.club/donation/food/
▼古本勧進(古本による寄付)
https://otera-oyatsu.club/donation/book/