認定NPO法人おてらおやつクラブは2023年6月27日(火)に奈良県の東大寺にて、2022年度の通常総会を開きました。東大寺大仏殿の院主である森本公穣氏がおてらおやつクラブの相談役として関わってくださっているご縁で、東大寺をお借りすることができました。
昨年度の活動報告や会計報告、各事業の振り返りを行い、それらを踏まえつつ各事業の担当者から2023年度の活動計画などを報告しました。皆で今年度の方向性を改めて確認し、総会後には2022年度のインパクトレポートについても共有しました。
今回の総会で承認された事案を元に、今年度も以下3事業を活動の柱として取り組んでまいります。
- ⽣活困窮世帯に対する⾷料品・⽇⽤品等物資の配給事業
- ひとり親家庭等の経済的⾃⽴や⼦どもの貧困問題に関する啓発事業
- 学習⽀援や居場所づくり等⼦どもの発達・育成に関する事業
役員については、昨年度に引き続き下記のメンバーが2年間務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
■代表理事
松島靖朗
■理事
岡本拓也
桂 浄薫
髙山信雄
野田芳樹
福井良應
松野尾浩慈
■監事
井出留美
溝渕雅男
各担当理事からの前年度の事業・会計報告に加え、監事である井出氏・溝渕氏による監査報告をもとに、透明性をもって活動が行われていることを確認しました。
2022年度はコロナ禍や物価高騰の影響で支援を求める声が急増しました。財務状況が支援要請の増大に見合わないことから、昨年度は天理市・田原本町とのふるさと納税の仕組みを活用した「ガバメントクラウドファンディング」、賛同寺院様からの賛助会員費や設置いただいた募金箱、SMBCグループライジング基金をはじめとする助成団体からの助成金など、資金調達に奔走しました。
それでも2022年度中盤にはキャッシュフローが悪化する事態に陥り、地元奈良の南都銀行様のお力添えにより初の借入(つなぎ融資)を行うなど、財務状況が切迫する事態も経験しました。活動のインパクトを落とさないためにできることを考え続け、多くの方々にお力添えをいただいた1年でした。
皆さまのご理解・ご協力に改めて感謝申し上げます。
▼決算年次報告はこちらに公開しています
https://otera-oyatsu.club/about/overview/
今年度もおてらおやつクラブ一丸となって、たくさんの「たよってうれしい、たよられてうれしい。」を生み出せるよう尽力します。
現下の社会情勢を踏まえると、今年度も支援を求める声は増えることが予想され、より多くの方のお力添えが必要です。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
*困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に十分に応えていくため、継続的に活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しています。
継続寄付ご案内の専用ページを立ち上げ、私たちが過去に受けとったお母さん・お父さんからのメッセージをもとに編集した、3人のお母さんのエピソードをつづりました。
ぜひ以下URLよりご一読のうえ、お力添えいただけますと幸いです。