葛井寺(大阪府)で「みんなでおそなえギフト」の読経を行いました

認定NPO法人おてらおやつクラブは株式会社フェリシモと協働し、「みんなでおそなえギフト」プロジェクトを2022年10月から実施しています。

皆さまにご協力いただき、これまでに総計1,501箱の「おそなえギフト」が届きました。

「おそなえギフト」についてはこちらの記事をご覧ください。
https://otera-oyatsu.club/2022/10/felissimo-gift/

「おそなえギフト」は、目録または実物が全国のお寺に供えられ、読経されます。

今までにお供えされたお寺は、南御堂(大阪府大阪市)三津寺(大阪府大阪市)本昌寺(京都府京都市)など。おてらおやつクラブに賛同するお寺で、全国を巡回しています。

今回は大阪府藤井寺市にある真言宗御室派 紫雲山 葛井寺(ふじいでら)にて読経していただきました。葛井寺は近鉄藤井寺駅より徒歩5分ほどの位置にありアクセスしやすいお寺です。御本尊の十一面千手千眼観音菩薩は国宝に認定されています。一般的な千手観音は腕が42本のものが多いのですが、葛井寺の千手観音の腕は1,041本あり、国内でも数少ない実際に腕が1,000本ある千手観音として有名です。毎月18日は葛井寺の千手観音様のご開帳日のため、この日に合わせてたくさんの人が訪れます。

本堂に「おそなえギフト」をお供えして、読経が始まります。

読経後の「おそなえギフト」は困りごとを抱えるひとり親家庭へ順次「おすそわけ」していきます。

読経してくださった、葛井寺副住職の森崇紘(もりしゅうこう)さんにお寺での取り組みやおてらおやつクラブの活動に対するお気持ちを伺いました。

どこのお寺でも困りごとがなくスムーズに現在まできているお寺はいないと思います。何年もの間、地域の人が仏さまに手を合わせて、自分のことや家族のことを守ってくださいとお願いして助けられてもらってきました。お寺が飢饉で荒廃してしまったときは、地域の方々がお寺のことを助けてきました。どこのお寺でも困りごとがなくスムーズに現在まできているお寺はいないと思います。

現在、葛井寺はお堂の改修の工事をしていて、お寺の資金だけでは到底修復できないため、周りの方にご寄付をお願いしています。お寺も助けられないと存続できません。たすけて、たすけられ、が交互になっていて、お寺を助けてもらったら、次は仏さまが地域の方々を助けてくださります。巡り巡って流れが続いているということを改修工事であらためて感じました。おてらおやつクラブさんは幅広い地域の子どもたちや困っている人のために、助けてほしい人と助けたい人をつないでいることに感心しました。今後もできることがあれば協力していきたいです。

たくさんの方の想いが詰まった「おそなえギフト」を一箱でも多くお届けできるよう、今後も皆さまのご参加をお待ちしています。またプロジェクトに共感し、読経にご協力いただけるお寺さまも募集しています。

▼みんなでおそなえギフトのご参加はこちら
https://www.felissimo.co.jp/program/441879.html?xid=ews_ob_OOC

今回ご協力いただいた葛井寺さまに心からお礼申し上げます。

読経会にご協力いただけるお寺さまは以下のフォームからぜひご連絡ください。

▼お問い合わせフォーム
https://otera-oyatsu.club/contact/