認定NPO法人おてらおやつクラブでは、全国のひとり親家庭へ匿名で直接おすそわけを届ける取り組み(直接支援活動)を行っています。
2024年度、おてらおやつクラブに新規登録したひとり親家庭は3,300世帯を超え、2013年度からの総登録数は全国14,000世帯以上となりました。コロナ禍の21年度に登録された4,128世帯を上回る勢いです(22年度2,611世帯、23年度2,617世帯)。
支援団体につながる家庭がおてらおやつクラブを知り登録する機会も増えていますが、コロナ禍が明けても物価高などの影響により、支援を必要とする家庭が増え続けていると考えられます。
おてらおやつクラブではより多くの子どもたちに「おすそわけ」を届けることを目標にしており、直接支援活動の目標は38万世帯のひとり親家庭(※)とつながり「おすそわけ」を届けることです。
※ひとり親世帯135万世帯のうち、母子父子のみの世帯が85.5万世帯(令和3年度 全国ひとり親世帯等調査)。ひとり親の貧困率は44.5%(令和4年 国民生活基礎調査)で試算。
「おすそわけ」を受け取ることで、ひとり親家庭の子どもたちには「誰かに頼る経験」や「どこかで誰かが見守ってくれている安心」を実感してほしいと願っています。保護者にとっては、匿名で「おすそわけ」を受け取ることで「頼る」ハードルを下げ、地域の支援につながる第一歩になればと考えています。
今後は、地域の支援につながりたい家庭には支援情報を届け、地域の支援や行政支援を受けられない・何らかの理由があり抵抗感のある人には引き続き、緩やかに匿名で「おすそわけ」をお届けしていきたいと考えています。
そのためには、必要な支援を届けるために運営費・配送費が必要となります。
おてらおやつクラブでは現在、天理市とのふるさと納税を原資に「おすそわけ」の配送費や運営費の応援を受け付けています。ぜひご協力ください。