おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。
お母さん・お父さんから寄せられたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。
お母さん・お父さんからの声
お菓子やジュース、レトルト、お米等たくさんいただきありがとうございました。普段はジュースを買うことが無い為、子供がとても喜んでいます。
正社員ではありますが、パート並みに収入が少ない為、私も朝と夜のお米は食べないようにしてましたが、今回いただけたので久しぶりに子供と一緒にお米が食べられることがとても幸せです。
（栃木県／30代のお母さん／お子さん１人）
お寺からのおさがりというとてもありがたい物をいただきまして、とてもありがたく思っています。
私自身も体調が悪く正社員ではなくパートとして働いており十分な稼ぎが無いので、中学３年の息子の食費に困ってしまう事もあります。この様な支援をしていただいた事を息子に話しました。将来このあたたかい想いを人に与えられる様な人間に育ってほしいと思っています。
私は頼れる実家や人もなく、ずっと１人で悪戦苦闘しながら息子を育ててきました。この様に支援していただいて私自身も嬉しく心があたたかくなり、涙がでました。ありがたくいただかせてもらいます。手書きのお手紙もとっても嬉しかったです。
（愛知県／40代のお母さん／お子さん１人）
無事に届けてくださりありがとうございました。
やはり、経済的に厳しいのは友人にも話しづらくて、どうしても1人で抱え込んでしまう現状です。息子たちにも好きなお菓子をスーパーで買ってあげられなくなってしまい、お米をいっぱい食べてー！と言って白ご飯で耐えていましたが、お米もどんどん高くなり、毎日、辛かったです。
本日届いたお菓子や食品を息子たちと開封したら久しぶりのお菓子でとても喜んでおり、早速本日いただきました。お手紙も添えていただいて、私の心もホッとなりました。
（奈良県／30代のお母さん／お子さん２人）
- 事務局員コメント
- 日々の食事にも気を配りながらやりくりされているといったお声も多く届いています。お米のように毎日の食卓に欠かせないものさえ我慢せざるを得ない状況に、ひとり親での子育ての苦労が伝わってきます。そんな日々の頑張りにそっと寄り添い、心と体の支えとなるように願いを込めて、おすそわけを届けています。
印刷とかではなく、手書きのお手紙にとても心があたたかく元気づけられました｡どこかで誰かに想われているという気持ちを久しぶりに感じることができました｡最近では高くなりすぎて購入できなかったリンゴに子供がとても喜んでました｡
（兵庫県／30代のお母さん／お子さん２人）
物価の高騰などもあり子供たちにおやつを買ってあげられない状況が続いています。もちろん自分の化粧品もここ数年買っていません。そんな中でおてらおやつクラブさんからのおすそ分けは私も子供たちもとてもうれしかったです。きれいに梱包していただいたことも、手書きのメッセージもすごく気持ちが暖かくなりました。支えてくれる人たちがいることに感謝しながら、どうにか乗り越えたいです。
（徳島県／40代のお母さん／お子さん３人）
申込後すぐに届いてびっくりしました。自分自身大切な人を亡くしたり経済的にも厳しく、精神的に追い込まれてる現状です。生きづらさを感じています。
おてらおやつクラブ様から届きなぜか涙が溢れました。こんなふうに援助などしてくれる方々がいるんだなぁと改めて感じ、ここ１年はなかなか前向きになれず落ち込んでばかりでしたが、日々感謝の気持ちを忘れずに少し前向きに生きようかなと思えました。自分もおてらおやつクラブの関係者の方々のように困ってる方々の助けになれる存在でありたいなと思います。
（青森県／30代のお母さん／お子さん１人）
たくさんのお菓子ありがとうございました。子供の好きそうな物がたくさん入っていて箱を空けた瞬間に、こんなにたくさん入っていると思わず、感謝と温かさで涙が出そうでした。本当にありがとうございました。綺麗にお菓子を箱詰めをして頂き、たくさんの人の温かさによって家に届いたと思うと、、、涙。
（愛知県／30代のお母さん／お子さん１人）
- 事務局員コメント
- おてらおやつクラブのおすそわけは、食料や日用品をおそなえくださる方、一つ一つ丁寧に梱包し、手書きのメッセージを添えてくださる方、そしてその想いを迅速にご家庭へ届けてくださる運送会社の方々の支えによって成り立っています。その温かなご厚意が詰まったおすそわけは、単なる物資ではなく、「心のおすそわけ」として届いています。物価の高騰でおやつを買うのも難しい、日々のやりくりに心がすり減る……そんな状況の中で、誰かが想ってくれているという実感が、少しでも励ましや安らぎになりますように。
登録後、翌日には発送のご連絡があり、また翌日には到着しました。迅速なご対応に、感謝しかありません！育ち盛りの娘達が、いつも我慢しているフルーツや、お菓子が入っていて、わぁ！っと声が出ました！１人１袋ずつ食べれるマドレーヌや、私の大好きなコーヒーまで…。親の私まで頂いてしまい、本当に心がほかほかしました…。毎日寒くて、灯油代も厳しく、風邪を引かせないように試行錯誤です。
大切に食べようね、感謝だねと、小学１年の娘が、ニコニコしながら、おやつを並べてご機嫌です。七五三もできなかったので、時期をみて、なんとかしてあげたいと、心に誓いました。
子供達のお腹も満たし、心の力を頂けて、本当に感謝です。登録した時は、半分、恥ずかしさと、虚しさでいっぱいでしたが、頼っていいんだと、子供にも伝えてあげたいです。
（岩手県／40代のお母さん／お子さん３人）
開けた瞬間、娘が目を輝かせて「わーーー！」とはしゃいでいました。娘だけではなく、大人が食べられるようなものも入れていただいており、暖房をつけずに頑張っている冷え冷えのお部屋で、心はとっても温かくなりました！これからも頑張るぞー！と思うことができました。
（大阪府／30代のお母さん／お子さん１人）
沢山のお品、ありがとうございました。子どももとても喜んでおりました。また、「春に向かって元気をチャージしてください」という温かいお言葉に…ひとりじゃないんだと感じられて、支えてくださる人がいると感じられて涙しました。頂いたおやつなどで、明日の元気に繋げたいと思います。
（東京都／40代のお母さん／お子さん１人）
- 事務局員コメント
- 寒さの厳しい季節も少しずつ和らぎ、春の足音が聞こえてきました。おてらおやつクラブのおすそわけが、寒い冬を乗り越える小さな温もりとなり、ご家庭の心と体を支える力になれたなら幸いです。春の訪れとともに、少しでも笑顔の時間が増えますように。皆さまの変わらぬ温かいご支援に、心より感謝いたします。
＊困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に十分に応えていくため、継続的に活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しています。
継続寄付ご案内の専用ページを立ち上げ、私たちが過去に受けとったお母さん・お父さんからのメッセージをもとに編集した、３人のお母さんのエピソードをつづりました。
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