安養寺(奈良県)で「おそなえギフト」の読経を行いました

おてらおやつクラブは、株式会社フェリシモと協働し「みんなでおそなえギフト」プロジェクトを2022年から実施しています。

この取り組みは、フェリシモのお客さまやおてらおやつクラブの応援者が「おそなえ」を一口100円(+税)から共同で購入できる仕組みで、金額が8,000円に達するごとにお菓子やお米、レトルト食品などの詰め合わせ1箱分がお寺に「おそなえ」されます。
その後、お寺で読経したのち仏さまの「おさがり」として全国の困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」します。

「みんなでおそなえギフト」を受け取った家庭からの声(2025年3月受け取り)

温かい直筆のコメントがあり、想像よりも沢山の商品が入っていて子供と共に声をあげて喜びました。今回協力して下さったフェリシモ様にも大変感謝しています。
子供もとっても喜んでいて、今高騰しているお米も入っており、涙が出るほど嬉しかったです。
初めて今回おすそわけを受け取りましたが、とても有り難く、大事に大事に使用していきたいと思います。
(鹿児島県/40代のお母さん/お子さん1人)

このたびは、温かいご支援を本当にありがとうございました。登録してすぐに発送のご連絡をいただき、あっという間に届いた荷物を手にしたとき、その迅速さとお気持ちに感動しました。
箱を開けると、子どもが大好きなフルーツゼリーやお菓子がたくさん入っていて、「すごい!」「嬉しい!」と声を上げながら飛び跳ねる姿がありました。いつもは我慢させることも多い中、思いがけず届いた贈り物に、子どもも私も心が温かくなりました。
子どもと一緒に「大切に食べようね」「感謝だね」と話しながら、お菓子を並べる時間もまた、かけがえのないものでした。お腹だけでなく、心まで満たされる支援に、心から感謝申し上げます。
正直なところ、最初は申し込むことに迷いもありました。でも、こうして届いた温かさに触れ、「頼ってもいいんだ」と思えるようになりました。子どもにも、助け合うことの大切さを伝えていきたいです。
(佐賀県/40代のお母さん/お子さん1人)

全国各地さまざまなお寺におそなえされる「おそなえギフト」。
今回は、奈良県田原本町にある「浄土宗 安養寺」での読経の様子を紹介します。

安養寺は、寛永10年(1633年)に創建された浄土宗のお寺です。本尊は阿弥陀如来坐像(安土桃山時代)で、本尊とは別に、国の重要文化財として指定された鎌倉時代に活動した仏師・快慶作の阿弥陀如来立像も安置されています。阿弥陀如来立像は、年に2回ほどお彼岸の時期に特別御開帳している際、拝観することができます。
境内で初夏に咲く蓮の花は極楽浄土の様子を伝えています。
安養寺は「おてらおやつクラブ」の事務局があるお寺でもあり、檀家さまだけでなく、さまざまな方からの想いが込められた「おそなえ」が集まります。

たくさんの方の想いが詰まった「おそなえギフト」を安養寺の本堂にお供えし、読経をしていただきました。

今回はフェリシモ「おてらぶ」さまと共に、フェリシモさまが昨年末に実施された「GO!PEACE!」プロジェクトの「おてらおやつクラブ基金コース」を応援くださった方もご参加くださいました。

読経後はフェリシモ「おてらぶ」さまと応援者の方と一緒に、安養寺の「おそなえ」を「おすそわけ」するための箱詰め作業にご協力いただきました。
お米やお菓子など、子どもやお母さんたちが何を入れたら喜んでもらえるか皆さんで話し合いながら箱いっぱいに梱包してくださっていました。

「おそなえ・おさがり・おすそわけ」という一連の流れを体験していただく貴重な機会となりました。

「おすそわけ」に添える手紙を書いている様子

今回参加された応援者の方より当日の感想をお聞きしました。

住職の話がとても分かり易く、要所でのクイズ形式の質問で飽きさせない工夫があり、とても楽しい法話でした。なかなかできる経験ではないですし、木魚を打たせていただけたことも、貴重な経験でした。
数多くのお供えの中から、送る相手先のことを思いながら梱包するのは、楽しく、心が温まる瞬間でした。とてもよい経験でした。
当初は遠方だったので悩んだのですが、春の奈良・京都を訪れてみたいとも思い、旅行を兼ねて参加を決意しました。貴重な経験が出来、参加してよかったと思っています。もっと多くの人に、フェリシモ「おてらぶ」を知ってほしいと思いました。気軽に参加できるイベントなど増やしていただけたらと思います。
ボランティア活動に関心がありながらも、具体的な活動はしておらず、今回のおてらおやつクラブを知り、とても良かったと思っています。今回をきっかけに私自身の具体的な活動に繋げていけたらと考えています。ありがとうございました。

今回応援者の方には、おてらおやつクラブの一連の活動「おそなえ」「おさがり」「おすそわけ」を体験していただける機会となりました。見えない誰かのために気持ちを込めて、梱包したり、お手紙を書いたりすることで、ご自身も心が温まったとのご感想をいただきました。「たよってうれしい、たよられてうれしい。」瞬間を感じるひとときとなりました。

今回ご協力いただいた安養寺さま、ご参加いただいた応援者の方に心からお礼申し上げます。

たくさんの方の想いが詰まった「おそなえギフト」を一箱でも多くお届けできるよう、今後も皆さまのお気持ちをお待ちしています。

▼「みんなでおそなえギフト」で気持ちを届ける
https://www.felissimo.co.jp/program/441879.html