認定NPO法人D×Pとの連携を開始

認定NPO法人おてらおやつクラブ(代表理事 松島靖朗)は、認定NPO法人D×P(理事長 今井紀明)と連携し、困りごとを抱える子どもたちの支援をいっそう充実させる取り組みを始めます。

認定NPO法人D×Pは、「10代の孤立」の解消に取り組む団体です。若者のセーフティネットをつくるため、通信制・定時制高校のなかにつながる場をつくる「クレッシェンド」や「居場所事業」、大阪ミナミでのフリーカフェ事業などの取り組みをしています。

また、不登校や高校中退、引きこもり状態、困窮などの困難を抱えた10代がLINEで相談することができる窓口として「ユキサキチャット」を運営。保護者に頼れず困窮する25歳までの若者には食糧支援や現金給付を実施するなど、オフライン・オンライン両面で多様な支援を行っています。

▼認定NPO法人D×P Webサイト
https://www.dreampossibility.com/

今回の取り組みではD×Pの支援対象外となる方のうち、現在ひとり親となって困りごとを抱えているご家庭を紹介いただき、おてらおやつクラブから「おすそわけ」をお届けします。

おてらおやつクラブは支援対象年齢外となる18歳以上になったお子さまをD×Pへと紹介し、D×Pは支援対象から外れる26歳以上のひとり親のご家庭をおてらおやつクラブへと紹介します。それぞれ補いあうことで、切れ目のない支援を目指します。

以下、両団体の代表コメントです。

〇認定NPO法人D×P 理事長 今井紀明さま

私たちは全国のさまざまな困難を抱えた若者が、LINEで相談ができる窓口「ユキサキチャット」を運営しています。2020年3月時点では累計登録者数は約700人でしたが新型コロナウィルス感染症に続き、生活必需品価格上昇の影響で現在は10,000人を超え、全国から相談を受けています。親など周囲を頼ることができない中、ひとりで子育てをする若者からの相談が増えています。「こどものために食事をがまんしている」「保育園に必要な物品が買えない」など困窮の声が実際に届いています。私たちは相談者の声を聴き、状況に応じて食糧支援と現金給付を実施しています。まずは安心できる環境を整えて、相談者が抱える問題の解決に向けて伴走しています。
本連携により、26歳以上の方から相談が来た際「おすそわけ」支援につなぐことで、相談者の安心に大きくつながると考えています。連携を通して、おてらおやつクラブが目指す「たよってうれしい、たよられてうれしい。」と思えるような社会を私たちも一緒に作っていければと思います。

〇認定NPO法人おてらおやつクラブ 代表理事 松島靖朗

おてらおやつクラブでは全国600を超える団体、行政と連携し活動を続けています。一団体だけでは大きな力、幅広い支援活動は難しいけれども、共に連携することで対象を広げ、よりスピード感のある活動が可能になります。

この度、認定NPO法人D×Pさまと協働し、個別の活動では継続したサポートが難しかった若年単身世帯、若年ひとり親世帯への「おすそわけ」を始めることになりました。若者たちのために活動を広げていかれるD×Pさまとの協働は、経験の浅い私たちの運営にとっても学び多きチャレンジです。今回の協働を通じ、新しいご縁が広がり、たくさんの「おすそわけ」をお届けし、若者たちが頼れる場所が全国に増えていくよう活動を続けていきます。

D×Pさまと連携することで、支援がいっそう必要な方へと「おすそわけ」を届け、皆さまからお預かりしたご寄付・ご寄贈を有効に活用します。

今後もさまざまな団体と連携して支援の輪を広げ、より多くの「たすけて」の声に応えられるよう尽力いたします。引き続きお力添えのほどをよろしくお願いします。

【あなたから子どもたちへ、毎月おやつを】
認定NPO法人おてらおやつクラブは現在、マンスリーサポーターを募集しています。全国の子どもたちへおすそわけを届けるための配送料などの運営費として大切に活用いたします。子どもたちの笑顔のために、どうぞご協力ください。

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https://otera-oyatsu.club/donate/