認定NPO法人おてらおやつクラブは株式会社フェリシモ（代表：矢崎和彦）と協働し、「みんなでおそなえギフト」プロジェクトを2022年10月から実施しています。

皆さまにご協力いただき、これまでに総計2,033箱の「おそなえギフト」が完成しました。

▼フェリシモと協働し「みんなでおそなえギフト」を開始
https://otera-oyatsu.club/2022/10/felissimo-gift/

「おそなえギフト」は、目録または実物が全国のお寺に供えられ、読経されます。

今までにお供えされたお寺は、葛井寺（藤井寺市）、海龍王寺（奈良市）、聖林寺（奈良県桜井市）など。おてらおやつクラブに賛同するお寺で、全国を巡回しています。

今回は、大阪府松原市の「浄土真宗本願寺派　法泉寺」へ伺いました。近鉄南大阪線「恵我ノ荘」駅より徒歩7～8分でたどり着きます。法泉寺は地域に開かれたお寺で、ヨガ教室や子ども向けの学習会サポート活動も地域の方と協力して開催されています。おてらおやつクラブの活動にも積極的に参加していただき、「おすそわけ」の発送のほかにも、ポスターの掲示や寄付付き自販機の設置などでも活動に協力していただいております。定期的に地域のお坊さんやボランティアさんを招いて「おすそわけ」発送会も開催されています。

お寺の掲示板に公式ポスターを掲示

お寺の駐車場に寄付つき自販機を設置

お寺の仲間とおすそわけ発送会の準備をする様子

本堂に「おそなえギフト」をお供えして、読経が始まります。
今回は法泉寺の住職や日ごろ発送会で協力いただいている近隣のお坊さんも駆けつけてくださいました。
読経後の「おそなえギフト」は困りごとを抱えるひとり親家庭へ順次「おすそわけ」していきます。

読経してくださった法泉寺住職の恵我了悟（えがりょうご）さんに、おてらおやつクラブの活動に対するお気持ちを伺いました。

法泉寺では「おすそわけ発送会」を年に8回ほどを目標に開催していて、かれこれ10年くらい続けています。お寺のお供え物のフードロス問題をなんとかしたいと考えていた時に「おてらおやつクラブ」を知りました。余っているお供え物と、社会課題を一石二鳥で解決できそうだったから活動に参加しました。

しかし活動をつづけていく上で悩みもあります。これまでは法事・お彼岸・お参りなどに行ったときにお供え物をいただいていたのですが、すこしずつ社会情勢も変化していき、だんだんとお供え物が減ってきているという事実もあります。その分、フェリシモさまのような企業が活動に協賛してくださることで、たくさんの子どもたちへ「おすそわけ」を送ることができています。

10年前とは違い、今は1つのお寺だけでは「おてらおやつクラブ」の活動に協力しづらいお寺もあると思います。幸い私たちは協力してくれる他のお寺などの仲間がいるから活動を続けてこれました。「おすそわけ発送会」がお寺さん同士や、檀家さん、ご近所さんとのコミュニケーションのきっかけになります。活動をしていなければ関わることが少なかったであろう方と関わるきっかけにもなり、この活動を楽しみながらやっています。

「おてらおやつクラブ」をきっかけにお寺でのコミュニティづくりをしてみるのもいいのではないでしょうか。

たくさんの方の想いが詰まった「おそなえギフト」を一箱でも多くお届けできるよう、今後も皆さまのご参加をお待ちしています。またプロジェクトに共感し、読経にご協力いただけるお寺さまも募集しています。

▼みんなでおそなえギフトのご参加はこちら
https://www.felissimo.co.jp/program/441879.html

今回ご協力いただいた法泉寺さまに心からお礼申し上げます。

読経会にご協力いただけるお寺さまは以下のフォームからぜひご連絡ください。

▼お問い合わせフォーム
https://otera-oyatsu.club/contact/