ひとり親家庭からの「声」

おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。

日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。

この1か月(2021年5月14日〜6月6日)の間に届いたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。

【お母さん・お父さんからの声】

行政機関にGW明けに、コロナの関係で勤務が減らされて、収入も減ってしまったので、生活が大変で困っていると相談したが、きちんと話しも聞いてもらえず余計ツライ思いをした。頼れる人がいない、助けてほしい。(愛知県の40代のお母さま/男児1人)

学校からはwifiの環境をGIGA構想のために家電量販店で回線の契約をして自宅に環境を整えてとプリントが来ました。
食費を十分にかけられない状態なのに、学校からの「学びを止めないために」という脅しのようなフレーズの為にこれ以上生活が困窮するのはおかしいです。
スマホやインターネット回線は生きていく上での優先順位はだいぶ下です。これ以上出費をどこから削って回線の契約の為に我慢を強いるのか…腹が立ちます。
今度の給付金も求職中である事と…DVから逃げてお金も無くて、この私達には国の給付金も受ける対象から外れるのですね。辛いです。
子どももストレス抱えて帰って来て、緊急事態宣言下、気晴らしの場所はますます減り、いったいどうなっちゃうのだろうかと毎日自分を責めます。辛いです。(石川県の40代のお母さま/女児1人)

緊急事態宣言がどんどん伸びて、仕事も1月末からずっと自宅待機のままです。
思うように収入が、えれません。いつになれば仕事に行けるのか、また持病もある為、コロナに感染するの怖いです。(大阪府の30代のお母さま/女児2人)

事務局員コメント
コロナ禍の影響は、多くのひとり親家庭に大きな影響を与え続けています。自分自身が感染すれば、体調面に加えてお金の面でも困難を抱えるリスクがあるため、常に警戒心と不安感をもって生活している方が多数いらっしゃいます。

私がシングルマザーということで、私の両親から精神的に圧力を受けてます。家に来ては私の子育ての仕方が悪い。子供たちとはニコニコで遊んで、その間だけ私は席を外して外出しないとメンタル崩壊しそうです。ずっと我慢してきたけど限界です。子供がいるのに、頑張りたいのに…家に帰りたくなくなる。そんなに言うなら、子供は預けて私だけで別の所に住みたくなります。
仕事もなかなかシフトに入れず、収入も少ないまま。どこも頼れなくて苦しいです。(京都府の20代のお母さま/男児1人)

長男長女に障害があり、現在長男の問題行動で精神科通院中です。そのため、休職中です。来月あたりから復帰したいと考えていますが、収入がないため申込みをさせていただきました。(埼玉県の40代のお母さま/男児1人、女児2人)

私の体の事や、真ん中の子供の体や精神的に引きこもり状態からなかなか抜け出せす、困っております。離婚した事など私のせいだし何かそう言う気持ちからか、強く言えない自分がいて、もう少しちゃんとした生活をしてほしいのですが。(滋賀県の50代のお母さま/女児3人)

事務局員コメント
ご自身や子どもさんに病気やけが、障がい、精神的な苦痛などがあり、生活がままならず不安に思っていると吐露される方もいます。自分の力ではどうしようもない病気・けが・障がいなどで苦悩を抱えたとき「助けて」と声をあげやすい土壌を耕すため、引き続き尽力します。

おすそわけありがとうございます。子供はたべっこ動物と、うまい棒を喜んでおりました。今月はGW、開校記念日、延期になった運動会の振替休日とお休みが多く、求職活動中になってしまったため、色々してあげられず、外食はクーポンをつかってガストで一度だけしました。
前回、今回と化粧品やトリートメントをわけて下さりありがとうございました。
私のものはなにもいりません。(マスクで顔も隠せますし(笑)。子供が喜んでくれることが一番なので、うまい棒や飴玉はとても子供がよろこびます。
また、お米を分けてくださってありがとうございます。お米は本当に助かります。(東京都の40代のお母さま/男児1人)

おやつを受け取って子供が喜びました。コロナでイライラしていましたが、おやつタイムが束の間の癒し時間になりました。ありがとうございました。(北海道の40代のお母さま/男児1人、女児1人)

早急に対応していただき、孤独じゃないんだな、とつながりを感じる事ができ、心が軽くなりました。子供達だけでなく親の面倒もみているので、経済的には本当に厳しい中、食材や日用品を送って頂き、助かります。
普段、子供達はおやつを食べないので(なかなか買えない)、おやつが届いた事に大興奮です。(大阪府の40代のお母さま/女児2人)

頂いたことで、生活が助かったのは勿論ですが何より子どもたちにこのような活動をされている大人がいるという感銘を与えてくださったことがわたし達家族には大きなことでした。

事務局員コメント
子どもさんの様子について知らせてくださる方がたくさんいらっしゃいます。子どもが喜んでくれることで、お母さん・お父さんも自然と笑顔に。また、子どもさんが人とのつながりを実感して「ひとりじゃないんだ」という安心感を育む一助にもなっているようです。

おてらおやつクラブでは、困りごとを抱えるご家庭をお支えするため、随時皆さまからのご寄付・ご寄贈を募っています。

お力添えくださる方は、下記URLから活動にご協力をお願いいたします。

▼ふるさと納税型寄付
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1226

▼ご寄贈(食品・日用品を送る)
https://otera-oyatsu.club/donation/food/

▼古本勧進(古本による寄付)
https://otera-oyatsu.club/donation/book/