認定NPO法人おてらおやつクラブ(奈良県・田原本町 代表理事:松島靖朗)は、ディライト株式会社(奈良市 代表取締役:出口哲也)と提携して活動をしていくこととなりましたので、お知らせいたします。
コロナ禍、全国から毎月100件を超える「たすけて」の声が届いています。
おてらおやつクラブ事務局から直接おすそわけをお届けしている直接支援世帯は2021年5月末時点で1,998世帯となり、そのうちおてらおやつクラブの事務局がある奈良県にお住いの世帯は515世帯になりました。
おてらおやつクラブでは毎年、学校の長期休暇である夏休みや春休み、年末年始に困窮する世帯の内、希望するご家庭へ臨時の「おすそわけ」をお届けしています。
今回、ディライト株式会社さまとの提携により、同社が運営するパークサイドキッチン(天理市)で提供されるフードメニューの「おすそわけ」を実現します。
おてらおやつクラブが今年7月中旬より発送の臨時の「おすそわけ」は、全国にむけて約1,000世帯、うち奈良県下は340世帯への発送を予定しています。
奈良県下のご家庭への「おすそわけ」にパークサイドキッチンでの飲食に利用できるランチチケットを同梱し、夏休み、長期休暇を過ごすひとり親家庭に外食機会を提供します。チケット利用可能期間は各家庭へ「おすそわけ」が到着した日から2021年8月31日までです。
なお本企画は、天理市さまが展開されているふるさと納税を利用したクラウドファンディング(7月31日まで)のご寄付を活用したひとり親家庭への支援事業の一部です。ぜひ応援をお願いいたします。
▼「天理から助け合いのこころを届けよう。困窮する子どもたちへおすそわけ。」
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1226
■代表コメント
〇ディライト株式会社代表取締役 出口哲也様
自分の住む国で、自分と同じ世代で、自分と同じような家族が経済的な問題で飢えにより亡くなっていることを恥ずかしながら知りませんでした。今回お話しをいただいたことでその事実を知り、涙が止まらなくなったと同時に、「自分たちにできる限りのことをしたい」そう思いました。
コロナ禍の現在、弊社では従業員の雇用を守るために、あらゆる努力を重ねていますが、どれだけ苦しい中でも、絶対に忘れてはいけないのは「喜び上手、喜ばせ上手」という企業理念だと思っています。私たちは宿泊、婚礼、飲食、写真といった事業を行う会社として、人々の人生を彩るプロフェッショナルです。そんな私たちだからこそできることを、今後もおてらおやつクラブ様と共に実施していきたと思っています。
〇認定NPO法人おてらおやつクラブ代表 松島靖朗
ふと、フードコートで食べたラーメンの味を思い出すことがあります。家族で出かけることがほとんどなかった自分の幼少時代の数少ない体験は、いまもどこかで自分を支えてくれています。活動を通じて、子どもの貧困の深刻さを知る機会が増えています。子どもたちのために、自分が頑張らなければ・・・と奮闘するお母さんたちの声が届きます。夏休み、そんなお母さんや子どもたちに一息入れる機会を「おすそわけ」できないか・・・『「こども食堂」の取り組みも増えてきていますが、やっぱり飲食店でお母さんと一緒に食べるご飯の味を子どもたちの思い出にしてほしいんです。』と急な相談をさせていただきました。コロナ禍、大変な状況の中、ご快諾いただいたディライトの皆さまに感謝します。今回の取り組みが、子どもたちの大きな力となり、また地元の飲食店の支援へと広がっていくよう、チャレンジしていきます。
■企業情報
〇ディライト株式会社
https://dlight.jp/
■本件に関するお問い合わせ
・当団体に関するお問い合わせ
認定NPO法人おてらおやつクラブ 広報
野田:pr@otera-oyatsu.club
・パークサイドキッチンに関するお問い合わせ
ディライト株式会社 社長室広報
中村:080-4936-4252 / y-nakamura@dlight.jp