たよってうれしい、たよられてうれしい~おてらおやつクラブが目指す社会~

私たちのもとに届く「声」の中には、支援を受けた方々からのお礼が多く届く一方で、寄付や寄贈をしてくださる方々からのメッセージもあります。その中で、近ごろ増えていると感じるのは「支援をさせていただきありがとうございます」という声。

この度は問い合わせに対し、ご返答を頂きありがとうございました。

ヨガの指導をしていますが、今は自粛解除されてもレッスン・教室もずい分減ってしまっています。そんな中でも自分が誰かの役に立つことが少しでも出来るこの機会に感謝致します

必要なところに届きますように、願いを込めて。

私も「助けて」と追いつめられている誰かの力になりたい、そう強く共感しました。

災害に備えて多めに買っておいた食材をおすそわけします。誰かのお腹と心に救いが訪れますように…。

このような機会を与えてくださりありがとうございます。

困っている誰かに手を差しのべることが、自分のうれしさやありがたさにつながると言ってくださる方は、他にもたくさんいます。

おてらおやつクラブの活動があることでうれしいと感じるのは、困りごとを抱える側だけでなく、困っている人の力になりたいと願う側もそうなのだ――活動を重ねさまざまな声に触れる中で、少しずつ分かってきたことです。

こうした背景から改めて私たちの社会的な存在意義を再考すると、おてらおやつクラブの大切な役割は「困ったときはお互いさま」の心を各地で育み直していくことだと考えます。

おてらおやつクラブが実現したいのは、「たよってうれしい、たよられてうれしい」そんな温かい社会です。

孤立を抱え悩んでいたお母さん・お父さんや子どもが「助けて」と声をあげたことで誰かとのつながりが生まれ安心感を得られて、うれしい。他方、困っている人を助け頼られることがその人にとっての喜びにつながり、うれしい。

そんなおもいやりの循環が全国で自然に生まれるようになれば、子どもの貧困問題の解決への歩みが加速するのではないでしょうか。

おてらおやつクラブはこれからも全国の「助けて」と「助けたい」をつなぐプラットフォームとなり、「たよってうれしい、たよられてうれしい」意識の醸成を目指していきます。その先に、すべての子どもが生まれた場所を問わず笑顔で暮らせる社会が実現することを願って活動を続けてまいります。引き続きお力添えをよろしくお願いいたします。


*現在、上記理念をもとに、困窮度の高まりやすい年末年始に向け「歳末たすけあい2021~たよってうれしい、たよられてうれしい~」を実施しています。皆さまからのご寄贈を募集しておりますので、ご協力くださる方は下記フォームよりご連絡の上、おてらおやつクラブ事務局(奈良県)までお菓子やお米、飲料、日用品などの「おそなえ」をお送りいただきますようお願い申し上げます。

▼「食品を送る」フォーム
https://otera-oyatsu.club/donation/food/

*以下、「おそなえ(寄贈品)」のご参考にしてください。
■お米について
白米・玄米・レトルト米、いずれでもかまいません。(古いお米はご遠慮ください)
・玄米・・・2年以内に収穫されたもの
・精米済み白米・・・精米してから夏を越さずに1年以内
・混合(複数の精米日が混入)・・・半年以内※冷暗所で保管されていた場合(常温保存の場合はより短くなります)

■食品・日用品など
【お預かりできる品の例】
お米、飲料、調味料、お菓子類(おせんべい、スナック菓子、ゼリー、グミ、飴など)、レトルト食品、缶詰、インスタント麺、洗剤・タオル・マスクなどの日用品 etc.

*クリスマス・お正月などの冬らしいパッケージの食品・日用品も大変喜ばれます。
*食品は未開封で、賞味期限が事務局到着時から2週間以上の余裕があるものをお願いします。
*お酒・アルコール飲料は辞退しております。消毒用のアルコールは受け入れ可能です。

■到着日時についてのお願い
事務局の業務時間帯【9:00~17:00】に着くよう、時間指定をお願いいたします。
*平日・休日ともに受け入れ可能です。