ひとり親家庭から寄せられた「声」

おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。

日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。

この1か月(2月19日〜3月22日)の間に届いたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。

【お母さん・お父さんからの声】

箱いっぱいの食べ物と日用品受け取りました。本当に有難う御座います。皆様の温かい気持ちを感じる事が出来、幸せになれます。コロナコロナで皆様も不安な気持ちの中、助けて下さる方がいる事はとても心強いです。子供も私も優しい気持ちで日々暮らしていけるのは皆様のお陰です。普段なら手に取らないようなお高い食品も入っていたので、もうすぐ4月で進級のお祝いの日に頂こうと楽しみにしています。本当に有難うございます。近くのお寺を巡って平和祈願をしてきます。
(東京都の40代のお母さん/女児1人)

おすそわけをいただき、ありがとうございました。
文具をいただけて、娘が本当に喜んでいました。
新学年に上がりますが、新品の文具を用意できずに心細く思っていました。真新しくてかわいらしい文具をプレゼントしていただき、学校で使えるのを楽しみにしています。ぜひおてらクラブ様にお礼のメールをしてほしいと言われましたので、まず一番にお礼申し上げます。
食糧ももちろんですが、子供の心を考えて下さるお品にも大変感動しました。いつもいつも本当にありがとうございました。
食糧もお米や缶詰めなど夕御飯になるものを沢山いれていただき、また大好きなお菓子までいただき、本当に感謝致します。大事に大事に頂きます。あたたかいご支援を、ありがとうございました。
(神奈川県の40代のお母さん/女児1人)

たくさんのお菓子や食品をありがとうございます!
1年半不登校だった息子の中学校卒業式の日に届き、家族でお祝いができました。
日々なかなか購入することのない贅沢品ばかりで、美味しいねえ!と子どもたちの笑顔が見られて胸がいっぱいです。大事にいただきます。ありがとうございました。
(宮城県の40代のお母さん/男児2人)

事務局員コメント
3月・4月は卒業や入学・進級のシーズンです。中にはお祝いができず、心苦しい気持ちを抱きながら新年度を迎えるご家庭も。「おすそわけ」が少しでも多くのご家庭の門出に華を添えられることを願います。

この度は、おすそわけをしてくださり本当にありがとうございます。寝かしつけが終わりましたので、メッセージをお送りします。
お恥ずかしながら手持ちのお金がなく、食材を買えていませんでした。非常食として置いていた缶詰を食べていて、ちょうど1週間前にお米が切れてしまいました。冷凍保存していたご飯があったので、子どもにはそれを食べさせていました。

「ママはさっき食べちゃったんだ〜一緒に食べられなくてごめんね」などと嘘をつき、隠れて具なしのお味噌汁を飲んで空腹をしのいでいました。シャンプーも買えなくて、石鹸で全身を洗っていました。今回、お米やシャンプーが入っていたので本当に助かりました。子どもに隠れてこっそり泣いてしまいました。本当にありがとうございます。
(広島県の30代のお母さん/女児1人)

本当にありがとうございました
文章力がなくてうまく伝えられないのですが
食材以外の物まで入っていてびっくりしました
マスクは今の時期本当にありがたいです
おやつまで本当にうれしいです
毎日毎日悩んで明日は大丈夫かな?と心配になってた日々から少し救われました
「ママ、お菓子ある?お菓子買ってよ」と泣かれた日には「今日は買えないの!」と怒っていたので子供がお菓子が見えた瞬間目がキラキラしていました(^^)
私自身も少し安心から涙が出ました本当に救われたありがとうございます
(群馬県の30代のお母さん/女児2人)

この度はたくさんの素敵なおすそわけを送ってくださり、本当にありがとうございました。
箱を開けて、こんなにも温かい気持ちになったのは久しぶりです。
子ども達はお菓子やおもちゃやぬいぐるみに大はしゃぎです。
えー!うれしいーーー!いいの?!見て見て!わぁー!
と、1つ1つ眺めてとても喜んでいました。

毎日孤独を感じながら働いて子育てする日々なのですが、気にかけて支援してくださる方々がいるのだということがとてもありがたかったです。
おすそわけ、ありがたく大切に頂きたいと思います。
ありがとうございました。
(大阪府の30代のお母さん/男児1人、女児1人)

事務局員コメント
食材やお菓子、おもちゃなどを買うことがままならず、子どもに気を遣ったり自分が我慢しているお母さん・お父さんがたくさんいます。「おすそわけ」により今まで押し殺していた気持ちが和らいだ、という声が多数届いています。

たくさんのラーメン、飲み物、ノートにおかし。ありがとうございます。子どもが目を輝かせ、ニッコリとしながら、荷物に向かい、手を合わせていました。ありがたいです。
ありがとう、感謝そして、どこかで、困っているかたと共に、同じものを食べられるかたがいることに、また深い深いおもいがあり、1つ1つ、手を合わせ、しっかりいただきます、ごちそうさまを言ってよくかんでたべようねと話していました。本当にありがたいです。
(新潟県の30代のお母さん/男児1人、女児1人)

初めての利用で、どんな物が届くのか楽しみにしていました!
お寺の幼稚園に通っている娘にも話をすると、
「ありがたいね!のの様ありがとう」と言っていました。大切に食べさせて頂きます!
(東京都の30代のお母さん/女児1人)

たくさんの支援ありがとうございます。
開けた瞬間たくさんのお菓子が見え、子供たちは大喜び。
すぐ食べたい!と我先に取って行こうとするので、お坊さんがおすそわけしてくれたんだよ。少しづつ食べて感謝しようね。と話しました。調味料とお米、マスクとたくさんのご支援本当に感謝します。ありがとうございました。
(大分県の30代のお母さん/男児2人)

事務局員コメント
手元に届く品々の背景にある多くの方々の思いやりや温もりが、お母さん・お父さん、そして子どもたちに確かに届いています。目には見えないけれど大切なつながりは、子どもの心を育みます。

誠にありがとうございました。
私は、児童扶養手当が受け取れないので、決して恵まれた環境ではないにもかかわらず、孤立無援、これまで、まったくどのような支援も非該当で受けられませんでした。
今回も、半信半疑で申し込んだら、早々に手配してくださって、初めて受けた母子家庭のサポートです。
(東京都の40代のお母さん/男児1人)

この度はたくさんのお品物をおすそわけいただき、本当にありがとうございました。
申し込んだ翌日には届き、しかもお菓子の他、お米やトイレットペーパーまで。開けた瞬間、涙が出ました。

世の中のひとり親支援のほとんどが、児童扶養手当を受給している方を対象としています。
児童扶養手当をうけられない我が家のような所得制限ギリギリの家庭は、同じひとり親にも関わらず、誰からもなんの支援もありません。
最低限の収入があると言えば聞こえは良いのですが、一般家庭に比べると貧困世帯に変わりはなく、手当以上の収入を得るため労働時間を長くして昼夜働き、子どもと接する時間もなく相談することも休むこともできず、親子ともに本当に「ひとり」なのに、です。

今回そんな家庭のこともちゃんと見てくださったこと、ひとり親を区別しない暖かさに、感謝の思いでいっぱいです。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
(広島県の30代のお母さん/男児1人、女児1人)

事務局員コメント
行政の支援制度は様々にありますが、対象外で断られてしまう方やそもそも申請に行く時間がとれない方も。現在おてらおやつクラブでは各地の行政との連携を進め、NPOならではの「小回りの利く支援」を推進しています。

おてらおやつクラブでは、困りごとを抱えるご家庭をお支えするため、随時皆さまからのご寄付・ご寄贈を募っています。

長引くコロナ禍により大変な状況にある方もいらっしゃるかと存じますが、どうか可能な範囲でお力添えいただければ幸いです。

ご支援くださる方は、下記URLからご自身に合った方法をお選びいただき活動にご協力をお願いいたします。

▼ご寄付(継続寄付・都度寄付)
https://otera-oyatsu.club/donate/

▼ご寄贈(食品・日用品を送る)
https://otera-oyatsu.club/donation/food/

▼古本勧進(古本による寄付)
https://otera-oyatsu.club/donation/book/