山形市と「ひとり親家庭への支援に関する連携協定」を締結しました

認定NPO法人おてらおやつクラブ(代表理事:松島靖朗)は当団体の活動の周知を目的に、山形市(市長 佐藤孝弘 様)と「ひとり親家庭への支援に関する連携協定」を2024年1月30日(火)に締結しました。

この協定により山形市とおてらおやつクラブが連携してひとり親家庭への支援を行い、地域全体でひとり親家庭を支えていく機運を高めるとともに生活の安定向上を図り、子どもたちの健全な成長を確保することをめざします。

具体的には、山形市が役場窓口や広報誌などで実施するひとり親家庭への情報提供の一環で「おてらおやつクラブ」を紹介し、希望する家庭に「おすそわけ」などの支援をお届けします。また両者が協議して、地域の見守りを作るために必要な企画などを立案、実施していきます。

▪️代表コメント

◯山形市長 佐藤孝弘 様

おてらおやつクラブ様におかれましては、2013年の活動開始以来、協力寺院や様々な団体と連携して、経済的に困難な状況にある家庭に対し、菓子や食料品を提供されるなど、子どもの貧困問題の解決にご尽力されております。

昨今、子ども達をとりまく環境が、より一層複雑化・多様化する中、ひとり親家庭等の貧困対策は、社会全体で取り組まなければならない大きな問題となっております。

山形市では、地域において子ども達を見守り、健やかな成長を育むため、山形市社会福祉協議会の中に、山形市子どもの居場所づくり支援センターを設置し、子どもやその保護者、孤立しがちな世帯が地域住民などと多様な形で交流できる「子どもの居場所づくり」を積極的に進めているところです。

このような中、この度、全国に広範なネットワークを持ち、ひとり親家庭等の貧困問題に取り組んでおられるおてらおやつクラブ様と、ひとり親家庭への支援等について包括的な連携・協力に関する協定を締結させていただけることになり、大変心強く思っております。今後とも、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

◯特定非営利活動法人おてらおやつクラブ 代表理事 松島靖朗

この度、山形市さまと「ひとり親家庭への支援に関する協定」を締結することとなりました。ここに至るまでにご尽力いただきました皆様にお礼申し上げます。

「おてらおやつクラブ」の活動は全国に広がっていますが、日本国内におけるこどもの貧困問題解決に向けてはまだまだ道半ばの状況です。今回の山形市さまとの協定は、当団体にとって初の奈良県外の自治体さまとの連携です。「おすそわけ」の活動を、地方中核都市へと展開していくご縁を頂きました。

貧困問題は、経済的な事情だけでなく、助けての声を上げられない孤立の課題があります。行政との連携を通じ、公的支援で繋がりのあるご家庭に、当団体の活動を知っていただくことで、さまざまな選択肢を「おすそわけ」することができますように。

たよってうれしい、たよられてうれしい。地域の皆さまが「うれしい」を実感できる社会を目指して、活動を続けてまいります。ぜひ山形市、さらには山形県内のお寺さま、団体さまにご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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認定NPO法人おてらおやつクラブ
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