
おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。
お母さん・お父さんから寄せられたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。
お母さん・お父さんからの声
お手紙が添えてあって、「頑張っているお母さん」と書かれてあり、つい泣いてしまいました。頑張っていると言われたのは何年ぶりでしょうか、、その一言だけで救われました。
子どもはお寺がどういう場所なのかや、仏様やお供えものがどういうものなのか知りませんでしたので、これを機に説明し、合掌してありがたくいただきました。
たくさんのお菓子に大喜びです。本当にありがとうございました!
(北海道/40代のお母さん/お子さん2人)
今朝届いた箱を開けたら、お菓子のみならず日用品や可愛らしい雑貨も箱いっぱいに入っていました。何より嬉しかったのは、手描きのポストカードです。筆とカラーペンで丁寧に描かれたものが二枚も入っていました。
一枚目はおかめのイラストと人生をハッピーに生きる知恵が、二枚目はお花のイラストに「応援しています!」とのメッセージが書かれていました。
血縁関係もないのに、会ったことすらもない私達親子のことを気に掛けて応援して下さる方が世の中にはいるのだと、ありがたいな⋯と、思わずにじんだ涙で視界がぼやけてしまいました。カードはこれからもずっと大事にしまって、辛い時に眺めて元気をもらおうと思います。
下さったお寺様にも、幸せがいっぱい天から降ってきますように、お祈りしています。
(神奈川県/40代のお母さん/お子さん1人)
メッセージが書いてあって心が暖まりました。たまには休憩しようと思えてきて心が軽くなったような気がします。ちょうど今日仕事でミスをしてしまって落ち込んでたのでサプライズプレゼントみたいで嬉しかったです。
早速娘とおやつタイムを取れました。繋がってると1人じゃないという安心感に感謝します。
(愛知県/40代のお母さん/お子さん2人)
- 事務局員コメント
- メッセージや絵手紙を受け取って、「励まされた」「あたたかい気持ちになれた」といった声がたくさん届いています。おすそわけを通じて、食べ物や日用品だけでなく、気持ちもしっかりと届いていることを実感します。自分のことは後回しにして、日々子どもたちのために奮闘されているお母さんやお父さん。そんな毎日の中で、「誰かが応援している」と感じられるひとときが、ほんの少しでも心の支えになれば。そう願いながら、私たちは活動を続けています。
離婚して娘と2人暮らしになり経済的に不安を抱えていたところこちらの活動をSNSで知りました。ダメ元で申し込みしたところ即日に、そして想像以上に良い物をたくさん送っていただき驚いています。
ちょうど春休みに入り娘もおやつがある事にとてもとても喜んでおります。
(北海道/50代のお母さん/お子さん1人)
子ども達が好きなお菓子やお米やコーヒー、そして手書きのメッセージまでそえてあり大変嬉しくなりました。今から春休みもはじまり、給食もない中でこのようにおすそわけが届き、大変助かります。
皆様の活動に感謝しながらいただきます。
(長崎県/30代のお母さん/お子さん2人)
お米がかなり嬉しいです。最近は、物価高騰で買物するたびに、ため息ばかりだったので、かなり喜びを感じました。子供達も、ダンボールを一目散に開けて「わぁーお菓子入ってる、ゼリーがあるよ」と歓声をあげていました。
麺やスープも入っており1週間後から春休みに入り学校給食がなくなるので、お昼ご飯が長期休みの悩みの種でしたが、おてらおやつクラブのお陰で乗り切れそうです。子供達にも、祖父母だけでなく私達を助けて下さる方がたくさんいると伝えました。
初めて、このような物資の支援を受けました。お米があると嬉しいなとワクワクしていたのもあり、入っていた時は、本当に嬉しかったです。関わって下さっている皆さんに感謝を申し上げます。
(鹿児島県/30代のお母さん/お子さん3人)
- 事務局員コメント
- 3月は春休みや卒業・入学のシーズン。新しい環境への準備などで、何かと出費も増える時期です。そんななか、お届けしたおすそわけが日々の暮らしの支えとなっていることに、私たちも胸があたたかくなります。給食のない春休みのお昼ごはんや、子どもたちの笑顔の時間に、少しでも役立てていただけたのなら嬉しい限りです。これからも、季節の変わり目の節目に、ささやかな応援が届きますように。
初めてお願いしたのですが、開封したときは、子供はもちろん、私までワクワクして楽しい時間を過ごすことができました。子供のおやつ代は日常どうしても削りがちです。これから大切にいただきます。
(北海道/40代のお母さん/お子さん1人)
段ボール一箱分のたくさんのお菓子と、それにお米まで…。本当にとてもありがたく、思わず涙が出てきてしまいました。
母子家庭のため贅沢はできませんが、子供達にはできる限りお腹いっぱい食べさせてあげたいという思いがいつもあります。普段はお菓子をあまり買ってあげられませんので、今回こんなにたくさんのおすそわけをお送りいただき子供達の喜ぶ顔を想像するだけで胸がいっぱいです。
(大阪府/40代のお母さん/お子さん2人)
昨夜クロネコヤマトさんからお荷物のお知らせメールが来て半信半疑でしたが、本日初めて受け取りました。物価高で食べ物全てが値上がりのなか、おかしも買ってあげられなかったので、子供は久々のおやつに目を輝かせています。
母は自分の不甲斐なさを情けなく、不安に感じる日々でしたが、こうして見ず知らずの方からの有難いご支援により気持ちも楽になり、ひとりじゃないと強く感じました。
(兵庫県/30代のお母さん/お子さん4人)
- 事務局員コメント
- 物価の高騰が続くなか、お米や日用品が優先され、お菓子のような楽しみはどうしても後回しになってしまいがちです。そんななかで、「久しぶりのおやつに子どもが喜んでいた」という声をいただくことも増えてきました。お腹だけでなく、心まで満たされるようなひとときが、ご家庭の中に生まれていたら嬉しいです。これからも、そんな小さな笑顔を届けられる活動でありたいと思います。
*困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に十分に応えていくため、継続的に活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しています。
継続寄付ご案内の専用ページを立ち上げ、私たちが過去に受けとったお母さん・お父さんからのメッセージをもとに編集した、3人のお母さんのエピソードをつづりました。
ぜひ以下URLよりご一読のうえ、お力添えいただけますと幸いです。
https://otera-oyatsu.club/monthly/
