「おてらおやつクラブ」が第8回浄土宗平和賞を受賞しました。去る5月11日、東京・芝にある増上寺で浄土宗平和賞授賞式が開催されました。
浄土宗平和賞は「浄土宗平和協会が定める、浄土宗の教義を広め、儀式を行うという寺院の活動にとどまらず、「社会参加する仏教」を志向し、平和活動、環境保護活動、国際交流活動、地域福祉活動など幅広い分野で公益のための活動を行っている浄土宗寺院・教師または浄土宗教師が代表(中心的な役員)を勤める団体を顕彰し、支援するものです。」
▼浄土宗平和教会ホームページより
https://jpa-jodo.or.jp/heiwashou
平成2013年11月に2カ寺から始めたおてらおやつクラブの活動も2年半が経ち、今では47都道府県、350カ寺へと広がりました。仏さまへのお供え物をあげてくださる施主さま、様々な形で活動を応援くださる皆さま、全国で貧困問題解決に向けて行動される一人一人のおかげさまにより、この度の受賞に至りました。お支えいただいた皆様には、心より御礼申し上げます。
当日は、おてらおやつクラブの活動報告の場も頂戴し、代表の松島靖朗が、浄土宗平和協会の役員さま(全会員数600人にも及ぶ会の中心を担う方々)に向けてお話させていただきました。
冒頭で「昨年もこの平和賞にエントリーしましたが、当然のことながら受賞には至りませんでした。(昨年度受賞され、列席していた應典院の)秋田ご住職には敵わない(笑)」とエピソードをご紹介し、笑いが起こりましたが、本題に入ったところでは、皆さま真剣に聞き入ってくださいました。私たち「おてらおやつクラブ」が貧困問題に対して取り組んでいる想いを汲み取っていただいているようで、非常に心強く感じました。活動のさらなる後方支援を頂戴した思いのする貴重なご縁となりました。
▼第8回浄土宗平和賞、お供えで母子家庭支援「おてらおやつクラブ」が受賞 | 浄土宗 - 浄土宗平和協会
https://jpa-jodo.or.jp/archives/280
最後に、松島代表から一句。「表彰状、右肩上がり、気がつかず」
下がることなくこの勢いを持って、事務局一同精進してまいりますので、引き続きお支えのほど宜しくお願い申し上げます。
(文・久遠寺副住職 高山信雄拝)