「あしなが育英会」との連携を開始

認定NPO法人おてらおやつクラブ(代表理事 松島靖朗)は、一般財団法人「あしなが育英会」(会長 玉井義臣)と連携し、困りごとを抱える子どもたちの支援をいっそう充実させる取り組みを始めます。

一般財団法人「あしなが育英会」は、病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が十分に働けない家庭の子どもたちを、奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体です。

▼あしなが育英会Webサイト
https://www.ashinaga.org/

あしなが育英会の奨学金を受けて学ぶ高校生(高校奨学生)を対象に、おてらおやつクラブの支援情報をLINEで周知し、「おすそわけ」を希望する高校生を物心両面で支えます。
さまざまな事情で生活状況に困難を抱える子どもたちとのつながりをつくり、「おすそわけ」による支援の輪を拡充してまいります。

以下、両団体の代表コメントです。

■代表コメント

〇一般財団法人 あしなが育英会 専務理事 岡崎祐吉

長引くコロナ禍の影響を明らかにするため、昨秋本会は高校奨学生の保護者を対象に大規模な調査を実施しました。調査を通して浮き彫りになったのは、元々厳しい経済状況にあった遺児家庭や障がい者家庭の困窮がより深まっているということです。

コロナ禍によって引き起こされた賃下げや急激な労働環境の悪化で、高校奨学生の保護者の手取り月収は10.6万円と、2018年と比較して約1万円もダウンしました。一般世帯と比較して月収ベースで10万円も少なくなっています。

調査票の自由記述欄には「弱者は生きていてはダメなんでしょうか」といった追い詰められた保護者の心の叫びがつづられていました。さらに今年に入ってからは、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した世界的な物価上昇で、遺児家庭の家計悪化がより進んでいます。

本会は奨学金を通してこうした遺児家庭や障がい者家庭の子どもたちの進学を守るため、特別一時金の給付や街頭募金活動の再開など様々な取組みを進めています。しかし、子どもの貧困問題の解決には社会全体での包括的な取組みや支援が求められています。

おてらおやつクラブが実施する「おすそわけ」支援は、困窮する高校奨学生家庭の生活を守る大変ありがたく、心の支援にもつながるものです。今回の連携を通して、ぜひとも保護者や高校生本人に対して広く周知させていただきたいと考えております。

〇認定NPO法人 おてらおやつクラブ 代表理事 松島靖朗

こどものころ、お寺にも学校にも自分の居場所がなく、潜り込んだ図書室。手にとった本を読みながら自分にもこんな人がいたらいいのにな、いつかそんな人と出会えるかなと思いを巡らせたのが「あしながおじさん」でした。

「おすそわけ」の活動をすすめるうちに、たくさんの「あしながおじさん」に出会うことが出来ました。名乗ることなく、見返りを求めることなく、そっと子どもたちを応援してくれる方々に支えられて活動を続けています。

「子どもの貧困」を解決することがわたしたちの活動の目的です。しかし一方で、課題が見えにくいという難しさもあり、「おやつ」が必要な子どもたちと出会うことは容易なことではありません。

コロナ禍、全国からの助けての声が急増し、それまで見えなかった困窮世帯の姿が少しずつ見えるようになってきました。でもそれは声を上げることが出来たごく一部です。より多くの子どもたちに「おすそわけ」を届けるために、このたび長年に渡り、困難を抱える子どもたちの支援活動を続けられている「あしなが育英会」さまとご一緒させていただくこととなりました。

より多くの子どもたちが、より多くの人々に支えられる社会。「たよってうれしい、たよられてうれしい」社会が実現するよう、こどもたちの声に耳を傾け、「おすそわけ」を届けてまいります。

現在おてらおやつクラブでは、より多くの子どもたちを支えるため、皆さまからのご寄付を募っています。
お預かりしたご寄付は、子どもたちに食品や日用品などの「おすそわけ」を届けるための配送費をはじめとする事業運営費として活用いたします。どうぞお力添えいただければ幸いです。

▼ご寄付はこちらから
https://otera-oyatsu.club/donate/