認定NPO法人おてらおやつクラブは奈良県三宅町と連携し、ふるさと納税の仕組みを利用した寄付の受け付けを開始しました。「体験格差があるひとり親家庭の子どもたちへ『おすそわけ』で笑顔を届ける」というプロジェクト名のもと、2024年7月1日(月)から2025年1月7日(火)まで寄付を募集しています。
お預かりしたご寄付は、おすそわけの配送費等の経費やシステム開発費、おてらおやつ劇場の運営費として、大切に活用させていただきます。また、三宅町の地場産業として有名な「野球グローブ」をおてらおやつクラブとつながるひとり親家庭の子どもたちにおすそわけします。社会的・文化的体験に手が届きにくい子どもたちが将来の可能性を広げられるように、夢への後押しに取り組みます。
▼ご寄付はこちらから
https://furusato-forgood.jp/projects/000065
*通常のふるさと納税と同様、寄付金控除を受けることができます。
*当プロジェクトには返礼品はありません。あらかじめご了承ください。
「体験」の機会をおすそわけ
困りごとを抱えるひとり親家庭の子どもたちは、一般家庭の子どもたちと比べてさまざまな機会の格差が生じています。食事や学習での機会格差が注目されがちですが、「体験」の機会格差も子どもたちの将来の選択肢を狭めてしまう重要な課題になっています。
今回のプロジェクトでは食品や日用品に加え、スポーツ用品が地域ブランドとなっている三宅町の「野球グローブ」をおてらおやつクラブとつながるひとり親家庭の子どもたちにおすそわけします。
また、三宅町交流まちづくりセンターMiiMoで僧侶でありプロの役者である「しんかんさん」がおてらおやつ劇場を上演し、子どもたちに笑顔を届けます。
「おすそわけ」は三宅町内限定ではなく全国へ
本プロジェクトは三宅町のふるさと納税として三宅町内へ還元しつつ、自治体や町内企業と連携し、三宅町在住・在勤を含む全国のひとり親家庭や支援団体へ「おすそわけ」をお届けします。
子どもの貧困問題は、日本全国に広がる社会課題です。ひとり親家庭の中には、仕事や居住地を変えざるを得ない状況の方も多く、限られた地域だけに目を向けていても問題解決につながりにくい状況にあります。全国で深刻な事態となっている貧困問題を解決するには、全国の誰しもがこの問題に関心を寄せて、できることから行動に移していくことが欠かせません。
「おすそわけ」の対象を全国にすることで、より多くの方がこのプロジェクトに関心を寄せてくださっています。同時に、「おすそわけ」を必要とする家庭におてらおやつクラブの活動が知れわたることとなり、情報が届きにくい家庭ともつながることができます。
このプロジェクトを通し、誰もが助け合える社会に向けて皆さまと力を合わせていきたいと考えています。なにもかもの値段が上がり、困りごとを抱えるひとり親家庭の状況はますます厳しくなっています。どうぞお力添えをよろしくお願いいたします。