
2026年8月31日、認定NPO法人おてらおやつクラブ(代表理事:松島靖朗)は、公益財団法人 日本非営利組織評価センター(略称:JCNE)が運営する第三者認証制度「グッドギビングマーク」を取得いたしました。
日頃より活動を温かく見守り、お支えくださっている全国の寺院さま、支援団体の皆さま、ご寄付・ご寄贈・ボランティアを通して応援してくださる皆さまに、心より感謝とご報告を申し上げます。
■ 「グッドギビングマーク」とは
「グッドギビングマーク制度」は、NPOの評価・認証事業に取り組んできた日本非営利組織評価センター(JCNE)が、2025年に開始した第三者認証制度です。
JCNEは2016年の設立以来、1,500を超える非営利組織の評価を行ってきました。その経験をもとに、NPOの信頼性向上だけでなく、寄付者や支援者が安心して支援先を選べる環境をつくる「支援者保護」の視点を重視して、新たに設けられたのがグッドギビングマークです。
第三者機関であるJCNEが、団体の存在確認、ガバナンス、コンプライアンス、資金管理、情報公開など組織運営に関する14の基準から審査を行い、すべての審査基準を満たしたNPOにグッドギビングマークが付与されます。
このマークの主語は、団体ではありません。団体自身が「信頼できる」と示すものではなく、寄付や支援を考える方が「この団体に安心して託すことができるか」を判断するための、一つの目印となるものです。
▼グッドギビングマーク制度について
https://goodgiving.jcne.or.jp/about/

■ なぜ、第三者による認証が必要なのか
寄付をしようと思ったとき、「この団体に託して大丈夫だろうか」「寄付したお金は、本当に適切に使われるのだろうか」と考えたことはないでしょうか。近年、NPOや公益活動を行う組織などをめぐる不祥事が報じられることもあり、一つの団体の問題が、寄付や公益活動そのものへの不安につながることもあります。
JCNEが2024年に全国3,000人を対象に実施した「NPOの信頼性に関する意識調査」では、NPOを「信頼する」と回答した人は21.9%でした。裏を返せば、およそ8割の方が「良いことをしていそうだが、託していいかは分からない」と感じている。社会課題の解決に取り組む団体が数多くある一方で、安心して支援を託せる先を選ぶための手がかりが足りていないことが、この数字からうかがえます。
▼NPOの信頼性に関する3,000名の意識調査(2024年・JCNE)
https://jcne.or.jp/data/npo-reliability-survey2024.pdf
そして、この課題は、おてらおやつクラブにとっても決して他人事ではありません。私たち自身が「おてらおやつクラブは信頼できる団体です」と発信するだけでは、この不安に応えることはできません。自分たちで自分たちを保証することはできないからです。だからこそ、第三者の目で組織のあり方を確かめてもらうことが必要だと考えました。
■ 認定NPO法人であることと、何が違うのか
おてらおやつクラブは2020年に認定NPO法人となりました。認定NPO法人は、一定の要件を満たした団体として所轄庁から認定を受けるもので、皆さまからのご寄付は税制優遇の対象となります。
ただしこの認定は、寄付の広がりや法令上の要件を確認するもので、日々の組織運営の中身そのものを継続的に評価する制度ではありません。
今回のグッドギビングマークで審査を受けたのは、まさにその日々の運営です。ガバナンス、コンプライアンス、資金管理、情報公開といった、外からは見えにくい部分を、民間の第三者機関に確認してもらいました。「性格の異なる二つの確認を受けている」とご理解いただければと思います。
■ なぜ、この認証を目指したのか
私たちがこの認証の取得を目指したのは、「認証された団体だから信頼してください」と伝えるためではありません。
活動の内容だけでなく、「この団体なら安心して託せる」と判断するための情報や根拠を、寄付者・支援者の皆さまにできるだけ分かりやすくお示しすることも、支援をお預かりする団体の責任だと考えているからです。
寄付をする人が、自分自身で納得して支援先を選ぶことができる。そのための一つの目印として、グッドギビングマークを活用していただければと思っています。
■ 認証を「取ったあと」に問われること
グッドギビングマークは、一度取得すればそれで終わりというものではありません。基準を満たした運営を続けられなくなれば認証は取り消され、その状況も公表されます。JCNEには、認証団体に関する通報の窓口も設けられています。
つまりこの認証は、「良い団体である」というお墨付きではなく、「見続けていただくことを引き受けた」という状態を意味します。私たちにとっては、ゴールではなく、これからの基準です。
また、企業や助成財団のなかには、支援先を選ぶ際の参考情報としてこの制度を活用しはじめているところもあります。寄付や助成が、より確かな根拠のもとに届けられる仕組みが、少しずつ育ちつつあります。
今回の認証取得は、これまでおてらおやつクラブに関わり、活動をともにつくってくださった皆さまとの積み重ねによって実現したものです。全国のお寺さま、支援団体の皆さま、ご寄付やご寄贈をくださる皆さま、ボランティアとして関わってくださる皆さま、そして活動を支えてくださるすべての方に、改めて感謝申し上げます。
これからも、「認証を取得したから安心」ではなく、一つひとつの仕事を積み重ねながら、「託してよかった」と思っていただける団体であり続けられるよう努めてまいります。
そして、寄付や支援をしたいと思った方が、安心して託せる先を自ら選ぶことのできる社会をつくる。その一翼を担っていきたいと考えています。
■ 今後のご協力のお願い
おてらおやつクラブでは、全国のご家庭へ安心しておすそわけが届く環境づくりを続けています。その環境を支えているのは、皆さまからのご支援です。
「おすそわけ」には、1箱約1,000円の配送費だけでなく、ご家庭とお寺をマッチングさせるためのシステム整備をはじめとする運営費が必要となります。
それらの活動資金は皆さまからのご寄付を活用させていただいています。
1世帯でも多くのご家庭におすそわけを届けられるよう、ご寄付で応援ください。
https://otera-oyatsu.club/donate/




