総本山 智積院(京都府)へ「おそなえギフト」をおそなえしました

おてらおやつクラブは、株式会社フェリシモと協働し「みんなでおそなえギフト」プロジェクトを2022年から実施しています。

この取り組みは、フェリシモのお客さまやおてらおやつクラブの応援者が「おそなえ」を一口100円(+税)から共同で購入できる仕組みで、金額が8,000円に達するごとにお菓子やお米、レトルト食品などの詰め合わせ1箱分がお寺に「おそなえ」されます。
その後、全国の困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」します。

「みんなでおそなえギフト」を受け取った家庭からの声(2025年2月受け取り)

申し込み時点では、お菓子のみが届くと思っており子ども達の為に申し込みました。
届いたダンボールの中には、色々な産地の食品が入っており、千葉県では見たことが無いものがほとんどで、旅行に行ってお土産を選ばせて頂いている気分で親子共々楽しい一時で中身を確認させて頂きました。
缶詰め、お米、パスタにそば、うどん、ゼリーなど、どれも家族全員好きなもので、子ども達も「ヨッシャー!!」と一つ一つ箱から出す度に大喜びでした。この度は、ありがとうございました。
皆様の暖かいお心に大変感謝しております。
(千葉県/40代のお母さん/お子さん3人)

沢山のお品、ありがとうございました。子どももとても喜んでおりました。また、「春に向かって元気をチャージしてください」という温かいお言葉に…
ひとりじゃないんだと感じられて、支えてくださる人がいると感じられて涙しました。頂いたおやつなどで、明日の元気に繋げたいと思います。本当にありがとうございました。
(東京都/40代のお母さん/お子さん1人)

全国各地さまざまなお寺におそなえされる「おそなえギフト」。

今回は、京都市東山区にある「真言宗智山派の総本山 智積院」での読経の様子を報告します。

智積院は僧侶の修行場所であり、観光地としても有名なお寺です。もとは和歌山県にある根来寺の塔頭寺院でしたが、根来焼き討ちなどの困難を乗り越え徳川家康の外護もあって現在の京都東山の地に智積院を中興しました。そして真言宗智山派の総本山となった歴史があります。国宝の障壁画や国の名勝に指定された「名勝庭園」などがあり、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。

また、宿坊(智積院会館)に泊まると、早朝のお勤めや僧侶の案内付きで境内散策に参加することもできます。

名勝庭園

金堂

「おそなえギフト」は、智積院の金堂で朝のお勤めとともにお供えし、読経をしていただきました。

僧侶たちの願いが込められた読経の声が、堂内に響き渡りました。真言宗智山派の青年会や研修生等も含め、たくさんの方々が参列されていました。

読経してくださった智積院さまより、メッセージをいただきました。

仏教では、すべての人が平等であり、苦しみから解放されるべきであるという教えがあります。子どもの貧困は、子どもたちの成長や幸福を阻害するものであり、仏教の教えに照らし合わせると看過できない問題と言えます。

智積院は、子どもの貧困問題に直接的に取り組んでいるわけではありませんが、仏教の教えに基づいた様々な活動を通じて、子どもたちの心の成長をサポートし、間接的に子どもの貧困問題の解決に貢献しています。真言宗智山派のお寺の中には、「おてらおやつクラブ」の活動に賛同し、協力しているところが多数あります。また独自に子ども食堂や学習支援などの活動を行っているところもあります。これらの活動も、子どもの貧困問題解決に貢献しています。

私たち一人ひとりが、子どもの貧困問題に関心を持ち、できることから行動することで、子どもたちが希望を持って未来を歩める社会を実現できるはずです。

智積院さまではご多用の業務のなかで「子どもの貧困問題」についての研修を実施するなど、社会問題解決に向けて積極的に取り組んでくださっています。また今回は「せっかくおそなえするならば、たくさんの人が集まる機会におそなえしましょう」と、朝のお勤めの時間に読経いただくことができました。多くの方々に「おてらおやつクラブ」の活動や、「子どもの貧困問題」を知っていただく機会になりました。

今回ご協力いただいた智積院さまに心からお礼申し上げます。

たくさんの方の想いが詰まった「おそなえギフト」を一箱でも多くお届けできるよう、今後も皆さまのお気持ちをお待ちしています。

▼「みんなでおそなえギフト」で気持ちを届ける
https://www.felissimo.co.jp/program/441879.html