おてらおやつクラブは「おやつ」をキーワードにしながら、おやつ以外にもお米をはじめ食事になるもの、食品以外にもタオルなどの日用品、さまざまな物資をお贈りしています。
「食事は体の栄養、おやつは心の栄養」と表現されたりしますが、一日一食もままならない状況にあっては、何よりまずは食事、とりわけお米で体力をつけることが欠かせません。これまでも多くの参加寺院から沢山のお米が発送され、支援先から「本当に助かります」「子どもにお腹いっぱい食べさせてあげることができました」「子どもの大好きなカレーライスができて、子どもも私も大喜びです」などの声が届いています。
お米を送っていることを知った方からお米を頂戴することもあり、発送寺院も非常に助かっています。今回は毎年大量のお米を寄贈くださっている東北地方の浄土宗青年会さまの「ともいき米」についてご紹介いたします。
平成24年にスタートした「ともいき米」プロジェクトは、浄土宗青年会の東北地方(東北ブロック)会員による震災復興支援活動(主催:浄土宗災害復興局)。地元農家の協力のもと、田んぼをお借りして田植え・稲刈りなどをお手伝いし、収穫されたお米を提供いただきます。それを浄土宗のキーワードである「共生(ともいき)」をヒントに「ともいき米」と名付け、被災地の仮設住宅などへお届けされています。
毎年本当に大量のお米が収穫されていて、仮設住宅へ自分たちの足で運ぶだけでなく、カレーの夕食会などを企画して、被災された皆さんとの交流を深めておられます。この取り組みを知った他地域の浄土宗青年会からもお米が提供され、全国的な広がりをみせています。
▼参考
ともいき米完成! | 浄土宗宮城事務所のブログ
https://blog.goo.ne.jp/jodomiyagi/e/a264c0e7b8827a8623ab84e1788b7140
おてらおやつクラブへも、平成26年に引き続き、平成27年も宮城教区浄土宗青年会さまから「ともいき米」をご寄贈いただきました。なんと80kgも! 本当にありがとうございます。既に昨年末からおやつと一緒に発送させていただいております。
このように、お米もおてらおやつクラブにおいて非常に重要な支援物資となっています。活動を応援いただける方はお米の寄贈もご検討いただけると幸いですし、お寺さまも檀信徒からお米がお供えされることも多いと思いますので、日頃の発送の際におすそわけいただければ助かります。どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。(もちろんお米なしでも大変有り難いです!)
(おてらおやつクラブ事務局 桂 浄薫)