Otera Oyatsu Club Challenge 〜若者の挑戦〜

特定非営利活動法人おてらおやつクラブは、若者のチャレンジを応援するプロジェクトとして「おてらおやつクラブチャレンジ(OOCC)」を始めます。

「おてらおやつクラブ」は、全国のお寺にお供えされるお菓子や果物などの「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもたちをサポートする全国の支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭等を支援する各地域の支援団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。

2014年から始めた活動も今年で5年目を迎えます。まだまだ国内の貧困問題は改善されたといえる状況にはありません。「おてらおやつクラブ」は全国の支援団体と連携して子どもたちをサポートしていますが、行政や地域のサポートにつながることができていないお母さんからのお問い合わせも増えてきています。そのようなお声を適切な支援へと橋渡しすることも当活動の新しい役割として生まれてきました。お母さんたちの声を聞き、現場の様々な苦しみを知るキッカケにもなっています。

また「おてらおやつクラブ」の活動に興味を持ってくれる若者からの問い合わせも、近年増加傾向にあります。授業のレポートで研究テーマとしたい、卒業論文の事例研究としたい、発送作業のボランティアをしたい、中学生・高校生・大学生、全国の若者が具体的な課題を持って、活動に興味を持ってくれることがとても頼もしいです。

支援活動を通じて生まれるこのような流れを受け、「おてらおやつクラブ」の新しい活動として「おてらおやつクラブチャレンジ」を始めることになりました。

将来を担う若者が早い段階から社会問題を知り、その解決のために実際に行動する。その動きをサポートすることで、社会問題を考える当事者が増えるだけではなく、次世代の問題解決がより強力で迅速になるのではないか、との思いです。

若者が失敗を恐れずに挑戦し、失敗して経験を得る。その機会を提供するが「おてらおやつクラブチャレンジ」の目指すところです。

具体的に決まっていることは、「若者の挑戦の舞台・新たな学びの舞台として、お寺という場所を提供する」ということだけです。

「自分のアイデアを披露して、他の人の意見を聞きたい!」

「自分はこんなことが好きだ。面白さをプレゼンして、仲間を増やしたい!」

どんな目的でも構いません。お寺という場所で、いろんな人を巻き込んでみませんか?

現在、「おてらおやつクラブ」事務局のある安養寺(奈良県・田原本町)では、チャレンジ第一号として18歳の岡本輝起(おかもとてるき)くんが活動を始めています。

以下、岡本くんから「お寺を使った無料の英語教室」チャレンジについて紹介いただきます。


みなさんはじめまして。OOCCの岡本輝起と申します!

僕のチャレンジは、「お寺を使った無料の英語教室」です。

『MONOMONO ENGLISH』と題し、これまでに2回、教室を開き、ご好評いただいております。

僕がなぜ英語教室を開きたいと思ったのか。その理由を2つ、お話します。

1つ目の理由として、「おてらおやつクラブ」が連携する支援団体の中には、多くの学習支援団体があるということです。「おすそわけ」を送るだけではなく、学習支援という形でも「おてらおやつクラブ」が貢献できることがあるのではないか。そう思い、お寺を教室として使いたいと思ったからです。

2つ目の理由は、僕自身の経験です。

僕は高校生のとき、学校に行くことが精神的にしんどいと感じて逃げ出したことがあります。

みんなそれぞれ違うのに、成績や偏差値によって、自分たちの価値が一つだけにまとめられてしまっているのではないか。現代文の授業において、先生の考えとは異なる解釈の仕方をしたり、英語の宿題に意味がないと感じてやってこなかったりすると、いつも「それは正しくない」と言われたりしました。

学び方に「正しさ」なんて存在するのだろうか?

僕らの価値や能力は、数字に表せるようなものなのか?

同じ疑問を持つ中学生や高校生のために、成績やテストの点数を気にせず、自由に学べ、自分だけの価値をアピールし合える空間を作りたいと、ずっと思っていました。

「何から始めようか。そういえば、僕は英語が話せるんだった。英語教室から始めよう。」

僕は、奈良市の外国人観光客を対象に、ボランティアガイドを1年間続けていました。

「学校の英語の授業で習う長文の読解や文法の解説が、果たして海外の人とのコミュニケーションに役に立つのか?」という疑問を抱き、とにかく海外の人とたくさん話すことでどんな成長ができるのかを自分自身で実験するために、友人たちと始めました。

やってみて、学んだことが2つあります。1つ目は「学校の勉強はとても役に立つ。しかし、それだけではダメだ」ということ。2つ目は「実際に海外の人と頑張ってコミュニケーションをとることで、英語力は格段に上がるし、異文化理解など、他のメリットもたくさん生まれる」ということ。試行錯誤して、英語が流暢に話せるようになった。この経験や勉強法を、シェアしたい。

そんな思いから、無料で英語を教える教室『MONOMONO ENGLISH』を、お寺で開講することにしました。

「たくさん聞き、たくさん話すことが大切」を基本方針に、英語を話す海外の人を招いたり、参加者の好きな海外の音楽をみんなで聴いたり歌ったり、海外の人向けにボランティアガイドに行ったり。僕が学校から逃げ出した後に思い描いていた「自由な学び方」を、みんなができるような場所を作っていきたいと思います。

学生をターゲットにしていましたが、予想外なことに、生徒の保護者の方のほうが興味を持ってくれました。大人の方も大歓迎です!

*あなたも授業をしてみませんか?*

僕は「英語」をテーマに自由な学び方を作りますが、他の科目においても、自由な学び方をしてきた人に授業をしてもらいたいと考えています。

あなたも何かテーマを決めて、知識やアイデアをシェアする授業をしてみませんか?色んな人がそれぞれの好きなことをシェアし合えば、全国のお寺がもっと楽しくて自由な場所になります!

あなたがシェアしたいテーマを教えていただければ、場所、機材、人集めなど、ご協力をいたします。

・継続性のあるものにしたいか、一回きりでもいいか。
・みんなで深く考える場所にしたいか、とにかく楽しいことがしたいか。
・シェアすることで、どんなことを仕掛けていきたいか。

ご相談をさせていただいた上で、授業をしていただきます。

どなたでもご気軽にご連絡ください!

 *授業を受けてみませんか?*

「自分にはシェアするほど好きなものも得意なこともないけど、自由な学びをしたい」

そんな人も大歓迎です!知識やアイデアをシェアしたい人が見つかれば、授業の内容、場所、時間などを告知いたします。

興味がある授業があれば、どなたでもご自由にご参加ください!!

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