2019年度 インパクトレポート取りまとめのご報告

特定非営利活動法人おてらおやつクラブは、「おすそわけ」の事業が生み出す社会的価値と成果を可視化し、評価・検証することによって、当事業のステークホルダーへの説明責任につなげるべく、インパクトレポートをまとめましたのでお知らせいたします。

■総合評価

おてらおやつクラブの仏様からの「おすそわけ」による支援は、経済的な困苦を和らげるだけでなく、心理的な安心感を与え、人とつながっている実感を持てるものであるという成果が確認された。
「数字で現れる結果(アウトプット)」で見ると、コロナ禍による影響が一部の指標に現れているものの、ほとんどの指標で前年度を上回る結果となっている。また、支援を受ける団体・家庭で設定した「初期成果(アウトカム)」で見ると、すべての指標でポジティブな変化が見られた。

■調査結果サマリー
今回のレポートでは、下記の5点を主なポイントとして挙げています。

1.前年度と比較して寄贈は2.6倍、寄附は2倍に。認知の広がりに伴って、企業や大寺院の趣旨賛同も得ることができ、社会からの期待がより大きくなっていることがうかがえる。

2.事務局が直接支援する家庭の数は、約1.5倍に増加。当活動の認知の広がりに伴い、経済的に困窮する家庭における「おてらおやつクラブ」想起の高まりがうかがえる。

3.支援団体のうち9割弱は、おてらおやつクラブへの登録と寺院からのおすそわけによって、心理的・経済的に状況が改善している。

4.直接支援家庭のうち9割強は、おてらおやつクラブ事務局からのおすそわけによって、心理的・経済的に状況が改善している。

5.支援団体・直接支援家庭ともに、おてらおやつクラブからの支援によって社会との連帯感は7割以上向上する。

▼調査報告書PDF(詳細はこちらをご覧ください)

今回の調査結果をもとに、活動の見直しを始めております。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。

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