2021年度 直接支援家庭向け調査のご報告

認定NPO法人おてらおやつクラブは、事務局から直接的に支援を受ける世帯を対象に家庭を取り巻く環境や、当団体とのつながりに対する意識や実態を把握し、今後の活動の示唆とするため調査を実施し、報告書をまとめましたのでお知らせいたします。(対象世帯数:931世帯

■調査結果サマリー
今回の調査からは、下記の3点が主なポイントとして挙げられます。

1.コロナ禍による収⼊減・⽀出増の傾向は、春先からほぼ変わらない。困窮状態の⻑期化による⽣活苦が、⽣声からもにじみ出ている。

2.直接⽀援を受ける家庭は、公的⽀援の受給率が⾼いわけではなく、また、おてらおやつクラブ以外の⽀援団体とのつながりも希薄である。

3.直接⽀援により、⼼理的状況が改善された⽅は9割以上を占め、経済的な状況改善(8割)を上回る。

▼調査報告書PDF(詳細はこちらをご覧ください)

■代表コメント
◯松島靖朗/認定NPO法人おてらおやつクラブ代表理事

この夏、おてらおやつクラブでは⻑期休暇中の臨時的な「おすそわけ」を全国931世帯へお届けしました。同時に実施した調査では、多くのお⺟さんたちにご協⼒いただきました。さまざまな声や収⼊減・⽀出増の変化にみられる⽣活実態から、コロナ禍による困窮状態の⻑期化が懸念されます。

おてらおやつクラブは、お寺さまや団体さま、そして⾏政機関とも連携し、地域で助け合う社会の創出を⽬指し、全国津々浦々に活動を広げるべく様々な取り組みを⾏っています。同時に、そのような地域の⽀援とつながることが難しいひとり親世帯へ、事務局がある奈良から直接「おすそわけ」をお届けする直接⽀援活動も⾏っています。コロナ禍、全国から寄せられる助けての声に、連⽇、即⽇で「おすそわけ」を発送することで、単に物を送るだけでなく、⼼理的な⽀えをお届けする活動です。その先に、だれもが「助けて」といえる社会、共助を志向する社会が現れてくることでしょう。

今回の調査では、直接⽀援活動において、活動拠点のある関⻄圏でのつながりが多く、困窮度の⾼い世帯が多く⽣活されている⾸都圏への活動が⼿薄であることが顕著に現れる結果となりました。

全国的な広がりをご評価いただく機会も増えてきた当団体の活動ですが、まだまだ「おすそわけ」をお届けすることができていない地域が多くございます。⾒過ごされているかもしれない「助けて」の声にお応えできるよう、⼀層活動を充実、拡⼤させてまいります。引き続き、お⽀えいただきますよう宜しくお願いいたします。

今回の調査結果をもとに、物心ともにいっそう充実した支援活動を実現できるよう努めてまいります。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

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