
認定NPO法人おてらおやつクラブは奈良県三宅町と連携し、「ひとり親家庭の子どもたちへ『野球グローブ』をおすそわけしたい」のプロジェクト名のもと、2024年7月1日(月)から2025年3月31日(月)までふるさと納税型クラウドファンディングを実施しました。
この度のプロジェクトには、11名の方から415,000円のご支援をいただきました。お力添えくださった皆さまに心からお礼申し上げます。
お預かりしたご寄付は以下の内容で活用いたします。
・三宅町産野球グローブを全国のひとり親家庭へ「おすそわけ」する費用
・三宅町の特産品等を全国のひとり親家庭へ「おすそわけ」を届ける費用
・ひとり親家庭へ情報を届けるためのシステム開発費
・おてらおやつ劇場の上演費用
メイン企画である「野球グローブのおすそわけ」を、おてらおやつクラブにつながる全国のひとり親家庭にご案内したところ、799件の申し込みがありました。今回はその中から10人の子どもたちに野球グローブをおすそわけしました。
希望するすべての子どもたちに野球グローブをおすそわけすることはできませんでしたが、今回の案内を通じて経済状況などさまざまな事情により、野球をやりたいのに道具をそろえることが困難な家庭が多くあることがわかる結果となりました。
野球グローブを受け取った家庭からの声を聞くと、子どもたちの今後の選択肢に大きく関わる企画だったと実感します。
「野球グローブ」を受け取ったご家庭の声を紹介します。
世界に同じものが一つもないonly oneの Specialグローブを誠にありがとうございました。届けていただいた4月は息子の誕生月で、バースデープレゼントになりました。大喜びでした。自分の手にグローブをはめ、しばらくじーっと見つめながら「うわ〜」「ひぇ〜」「うぉ〜」と言葉にならない声をあげていました。
生まれつきガチャ目で眼科医には野球を反対されましたが、本人の強い思いと努力でボールキャッチができるようになり、辞めずに続けられています。この度の硬式グローブで更にもう一歩先の目標ができたようです。
職人さんをはじめ、ご支援に関わってくださった全ての方に感謝いたします。ありがとうございました。
(東京都/50代のお母さん/お子さん1人)
今回、グローブのおすそわけということで、応募し、当選した時は、娘に自分のグローブを持たせてあげられると思い、本当に嬉しかったです。娘もグローブが届いた時、
「名前が入っていて、かっこよくて、本当に嬉しい!このグローブで、兄とキャッチボールして、少しでも上手になれるように、学童野球大会で一勝できるように頑張りたいと思います!大切に使います!本当にありがとうございました!」
と言っています!本当にありがとうございました!
(石川県/40代のお母さん/お子さん2人)
待ちに待ったグローブいただきました!さっそく、グローブにグロスを塗ったり、ボールを投げて型をつけています。本当にありがとうございました。
地域の野球チームには、入れてあげる事が出来なかったのですが、せっかく頂いたグローブもあるので、習い事として週1回野球に行く事になり、毎日手入れした後は夜枕の横に置いて寝ています。私では、買ってあげる事ができなかったので、本当に嬉しそうにしていて、それが見れた事が私もとても嬉しいです。
感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。
(奈良県/40代のお母さん/お子さん3人)



お送りした野球グローブ(お子さんの名前の刺繍の部分にモザイクを入れています)
皆さまからのご寄付のおかげで、全国のひとり親家庭の子どもたちへさまざまな「おすそわけ」を届けることができています。
日本では38万世帯のひとり親家庭が貧困状態にあるという統計結果も出ており、事務局でも38万世帯への「おすそわけ」が実現できるとよいね、と話しています。
今後も支援団体や行政機関と連携し、孤立し誰にもどこにも「たすけて」と言えないご家庭とつながることができるよう尽力していきます。
すでにおてらおやつクラブにご登録の家庭にも、誰かとのつながりにホッと一息ついてもらえるよう臨時的なおすそわけの支援を計画しています。
2025年もふるさと納税型クラウドファンディングを実施する予定です。その折には、活動継続のためぜひお力添えください。
今後も地域の方々と連携してさまざまな形の「おすそわけ」に取り組んでいきます。
ご協力いただける企業さまや個人の方はお声がけください。
*おてらおやつクラブでは現在、困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に十分に応えていくため、継続的に活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しています。
https://otera-oyatsu.club/monthly/
