2024年3月9日、認定NPO法人おてらおやつクラブの賛同寺院数が2,000か寺に到達しました。
https://otera-oyatsu.club/2024/03/over-2000temples/
おてらおやつクラブの活動は2023年で10年を迎えました。
2013年
代表の松島がたった一人で始めたおすそわけ。徐々に仲間が増え、おかげさまで現在までに2,000以上のお寺さまが賛同くださっています。
しかし貧困状態にある子どもたちを笑顔にするためには、まだまだ全国のお寺さまの協力が必要です。
おてらおやつクラブからおそすわけをお届けしている子ども食堂。全国に約8,0001)あるようですが、全国すべての小学校区18,8512)での開設を目指すなど活動の広がりが期待されています。全国には77,000のお寺があるので、賛同寺院2,000といってもわずか3%にも満たない数です。地域での見守りを考えるとまだまだ活動を広げていけるポテンシャルがあります。
1)認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ「2022年度こども食堂全国箇所数発表」より2)文部科学省「令和4年度学校基本調査」より
賛同寺院数
寺院の増加数を見てみましょう。
2016年
活動開始から2016年にかけて、とくに多くのお寺さまに興味を持っていただき、おすそわけの輪がどんどん広がりました。47都道府県すべてのお寺さまとつながることができたのも2016年でした。
2018年
10月、「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)を受賞しました。面白い取り組みをお坊さんがしている!と注目されたこともあり、2018年以降の賛同寺院の増加数もぐんと上がっています。
2020年
新型コロナウイルスが蔓延し始めました。社会の状況も一変し、おそなえものが減少したお寺さまも多いと聞きます。そのような状況にもかかわらず、活動初期のころと変わらないほどお寺さまが賛同くださったことが分かります。
増加数
2023年
コロナウイルスの影響はやや落ち着いてきているものの、寺院の増加数は伸び悩んでいます。日本では204万人3)の子どもが貧困状態にあると言われています。おなかいっぱいご飯が食べられない、おやつは我慢しないといけない、そんな状況を誰にも相談できず孤立している。物価高の影響もあり、毎日の生活が苦しいご家庭も多くなっています。
おてらおやつクラブが目指すのは、そんな204万人の子どもたちやそのお母さん・お父さんとつながり、おすそわけを届けて笑顔になってもらうこと。「誰かにたよってもいいんだ」「ひとりじゃない」と感じてもらうこと。
そのためにもまだまだ全国のお寺さまの協力が必要です。
おそなえものをお寺の中だけでは食べきれないと悩んでいるお寺さま。子どものために何かしたいお寺さま。地域の見守る目として役割を果たしたいお寺さま。登録がまだの方は「寺院登録はこちら」ボタンよりぜひご登録ください。
総人口(0~17歳):総務省統計局「人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在)」より
子どもの貧困率(17歳以下):厚生労働省「2022(令和4)年」国民生活基礎調査より
すでに登録済みのお寺さまは、ぜひお知り合いのお寺さまにおてらおやつクラブの活動をご紹介ください。
あなたのお寺からこんなところに「おすそわけ」ができます
お寺の郵便番号を入力してください。
お近くの家庭数と団体が表示されます。
(郵便番号の上2桁に一致する件数)
お寺からの声
おてらおやつクラブへの参加を、
知り合い寺院へすすめたいお寺は8割。
Q. おてらおやつクラブを
知り合いの寺院にすすめたい
多くのお寺さまからは、「おてらおやつクラブの活動に参加してよかった」「今後も続けていきたい」というお声を頂戴しています。
檀信徒さまにおてらおやつクラブのことを紹介すると、それならば!とおてらおやつクラブ用のお菓子などをおそなえくださるようです。
お寺に関わる人たちが一丸となって協力することで、地域全体で子どもたちを見守っていくことができるようになることが理想です。
我が家で食べきれないお供えを、必要な方に役立ててもらえるシステムはとてもありがたいです。
先日おすそわけをお送りしている団体さんがお寺へお越しくださいました。子ども達への支援活動について色々お話を聞かせて頂きました。お寺の近隣でも子ども逹への支援事業が始まるそうです。おてらおやつクラブさんが紡いで下さった大切なご縁。お顔がみえるつながりとなり、引き続き、ささやかながらおすそわけを続けていきたいと強く思いました。
お寺に、おてらおやつクラブのポスターを張らせていただいておりますが、 少しずつ、気に留めてくださる方が増えてまいりました。少しでも子どもたちに喜んでもらえるといいと思っております。
沢山の方が色々な境遇で頑張られているのを知ると自分自身も鍛えないと!と思います。
このシステムになってから、 発送した食べ物がどうゆう所で使ってもらったのか見えるので、 嬉しく思います。
私達自坊の檀家さんもこの活動に大変喜んでいます。これからもお力添え出来るようしていきたいと思います。
おすそわけ以外で関われること
おすそわけをお送りする以外にも、さまざまな参加方法があります。
お寺さまのご事情に合わせて無理なく関われるかたちでご協力ください。
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