自立援助ホーム卒業生の支援に協力します

認定NPO法人おてらおやつクラブ(田原本町 代表理事 松島靖朗)は「NPO法人 青少年の自立を支える奈良の会」(奈良市 理事長 浜田進士)と連携し、自立援助ホーム卒業生への支援を「おすそわけ」で協力することになりましたのでお知らせいたします。

「あらんの家」・「ミモザの家」はともに「NPO法人 青少年の自立を支える奈良の会」さまの運営する自立援助ホームです。自立援助ホームとは、虐待などを受けて家庭で暮らすことができない15歳〜22歳の子ども・若者たちを支援する施設です。個室(定員各6名)を提供し、生活支援・就労支援・就学支援・退居者支援・社会的自立の促進をおこなう厚生労働省の社会的養護・児童自立生活援助事業です。奈良県内には3か所、全国には210ホーム(2021年5月現在)があります。

▼あらんの家
自立援助ホーム あらんの家

▼ミモザの家
自立援助ホーム ミモザの家

ホームを退去した方々の中には、保護者からの支援を受けることができないまま仕事につき、アパートを借りてひとり暮らしを続けている方も多くいます。一度やめた高校に再入学する方や、結婚して子育てをしている方もおられます。

「おてらおやつクラブ」では活動当初(2014年)より同団体への「おすそわけ」を奈良県下の寺院さまや事務局からお届け、活動の後方支援を行ってまいりました。

コロナ禍によって、子どもたちの就労・就学・生活全般に大きな影響が及んでいます。家族と暮らす権利をはく奪されてきた子どもたちは、平時においてすら不安定な生活を強いられていましたが、住み込み就労先を追われたり、失業したり、トラウマが再発して「コロナ鬱」になったりと、一気に問題が顕在化しました。

そこで両ホームから、巣立っていった子どもたち20名に、安否確認も兼ねて定期的に生活物資を送り届ける「おせっかいBOX」が2021年6月18日(金)から送られます(年二回実施。次回は12月を予定)。「おてらおやつクラブ」からは、BOXの中に入れる食品や日用品などを「おすそわけ」いたします。

ホームを巣立ち、不安や孤立感を抱える子どもを物心ともに支えるこの取り組み、皆さまもどうかお力添えのほどをお願いいたします。

「おてらおやつクラブ」では今後も協働する支援団体の皆さまと連携し、孤立の解消に向けて、全国各地で見守りにつながる活動を続けてまいります。

ご協力いただける方は、下記フォームより当団体にご連絡の上、お菓子・お米・飲料などの食品や、日用品・衛生用品・筆記用具などをお送りください。

▼食品を送るフォーム
https://otera-oyatsu.club/donation/food/

また、奈良県天理市さまが実施するふるさと納税型のクラウドファンディングで、当活動への寄付を募っています。寄付金は活動の原資となり、子どもたちの生活を支える一助となりますので、こちらもぜひご協力ください。

▼天理から助け合いのこころを届けよう。困窮する子どもたちへおすそわけ。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1226

*本件に関するお問い合わせ
認定NPO法人おてらおやつクラブ 広報
野田:pr☆otera-oyatsu.club(☆を@に変えて送信してください)