グッドデザイン賞の企画展「フォーカス・イシュー 2015→2020 デザインの現在地」開催中

認定NPO法人おてらおやつクラブは、2018年にグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。その年の応募総数4,789件。モノではなくNPOの活動が大賞を受賞したのは史上初のことで、多くの方が驚きをもって祝福してくださいました。

グッドデザイン賞審査員の方々から頂いた評価のポイントは以下の通りです。

従来、寺院が地域社会で行ってきた営みを現代的な仕組みとしてデザインし直し、寺院の「ある」と社会の「ない」を無理なくつなげる優れた取り組み。地域内で寺院と支援団体を結んでいるため、身近な地域に支えられているという安心感にもつながるだろう。それができるのは、寺院が各地域にくまなく分布するある種のインフラだからだ。全国800以上(2018年9月時点)の寺院が参加する広がりも評価ポイントのひとつであった。活動の意義とともに、既存の組織・人・もの・習慣をつなぎ直すだけで機能する仕組みの美しさが高く評価された。

グッドデザイン賞の審査では、さまざまな社会課題とデザインとの関わりに評価のポイントを置くととともに、応募されたデザインの意義や価値が深く読み解かれます。そして、応募対象の審査と同時に「次なる社会に向けた課題や可能性の発見」も同時に行われます。このために「デザインがいま向き合うべき重要な領域」を定めたものを「フォーカス・イシュー」と呼びます。

▼フォーカス・イシューについて
https://archive.g-mark.org/focused-issues/index.html

現在、グッドデザイン賞の企画展「フォーカス・イシュー 2015→2020 デザインの現在地」が、8/31(火)より開かれています。場所は東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiにて、会期は2021年9月20日(月祝)までです。

下記詳細をご一読の上、ぜひ足を運んでみてください。
(※緊急事態宣言下ですので、感染症対策にはご留意ください)

▼企画展詳細
https://www.jidp.or.jp/ja/2021/08/27/FI2015to2020