Daigasグループさまにインタビュー 〜支えていただいた3年間を振り返って〜

2020年8月、大阪ガスを中心としたDaigasグループのカフェテリアプラン社会貢献寄付コースの寄付先におてらおやつクラブが選出され、ご支援が始まってから今年で3年が経ちました。
カフェテリアプランとは、各社員が毎年会社から付与される福利厚生ポイントを利用し、個人の意思で社会課題の解決に取り組む団体へ寄付できる仕組みです。

Daigasグループさまとのご縁は2018年から始まり、ご寄付の他にもフードドライブでの食品寄贈やボランティア活動への参加など長きに渡っておてらおやつクラブにお力添えいただいてきました。


2020年2月、大阪ガスの社員やご家族がボランティアに来てくださいました

今回、ご支援いただいたカフェテリアプランの3年間を振り返って、おてらおやつクラブへ寄付いただいた経緯や支援を通じての期待などについてDaigasグループの田仲さんにおてらおやつクラブ職員の小林がインタビューしました。

Daigasグループさまとの連携の経緯やカフェテリアプランについての詳細は、過去にブログ記事にもあげておりますのでそちらもぜひご一読ください。

▼過去記事
「大阪ガスともしびクラブ」寄付先に選出

■「カフェテリアプラン」に選出していただいた理由

小林 ──なぜおてらおやつクラブを「カフェテリアプラン」に選出していただいたのでしょうか?

田仲さん

カフェテリアプラン社会貢献寄付コースでは、「信頼性」「関係性」「地域性」「支援の著しい偏りが無い公平性」「公共性」の6つの選出基準を念頭に置き、条件に沿った団体から寄付支援先を選定しています。
おてらおやつクラブさんとは「マイプロSHOWCASE関西編 with 大阪ガスネットワーク」「Social Design+」にて連携していた経緯からも、この条件を満たしていると判断しました。
また、おてらおやつクラブさんは2018年にグッドデザイン大賞を受賞されており、「社会からも共感されている活動である」と感じました。

■支援開始当初のおてらおやつクラブへの期待

小林 ──支援がスタートした当初、社内では弊団体に対してどのようなことを期待されていましたか?

田仲さん

Daigasグループは、地域のインフラを支える社会性の高い企業であることに加えて企業行動憲章や「会社人たるまえに社会人たれ」という経営者の言葉があるように、そもそも社内には「社会のために何かしたい」と考えている社員の方が多いです。
さらに、次世代教育の一環で小学校に「環境」や「食育」といったテーマで授業に行くことが多く、子どもとの関わりも深いため、特に「子ども」や「貧困」の社会課題に対して、「何らかの形で支援をしたい」という声がよく挙がっていました。
こういった背景から、カフェテリアプランという支援の形でおてらおやつクラブさんと連携し、実際に活動が社内に伝わることで、「支援行動を形にしたい」と考えている社員の共感をつかみ、さらにその共感がまわりに広まっていくことを期待していました。

■社内での反響

小林 ──この3年間で社員の皆さまからはどのようなリアクションがありましたか?

田仲さん

2020年11月、Daigasグループ主催のイベント「ソーシャルデザインフォーラム2020」にて、国内の「子どもの貧困問題」の現状やおてらおやつクラブさんの活動内容についてお話を聞く機会がありました。
この講演が、社員の「子どもの貧困」に対する理解を一層促進し、「支援行動を形にしたい」という気持ちに応える結果につながったのか、最終的に3年の期間でDaigasグループ全体の社員から計1,457,000円の寄付金が集まりました。これは他に支援していた5団体と比べてもかなり多かったです。

■支援期間終了後のおてらおやつクラブへの期待

小林 ──3年間の支援期間が一区切りとなった今、おてらおやつクラブに何を期待していますか?

田仲さん

Daigasグループでは昨年の秋頃に社員の「個人の活動」として、ボランティア活動を斡旋する「社会貢献ポータルサイト」が立ち上がりました。
そこでは現在でもおてらおやつクラブさんのボランティアやマンスリーサポーターの募集も行なっていて、実際にボランティアに参加する人やマンスリーサポーターとなる人が一人でも増えるよう働きかけています。
Daigasグループとしても社内でこういった取り組みをしていきますので、おてらおやつクラブさんとはこれからも「子どもの貧困」という社会課題の解決をともに目指していく社会貢献活動の良きパートナーとしてご一緒できればと思います。


3年間の多大なるご支援に加えて、今回のインタビューにもご協力いただいたDaigasグループの皆さまに、改めて感謝申し上げます。

おてらおやつクラブではこれからも、こうした一つ一つのご縁を大切にし、さまざまな企業さま・個人さまと協力して子どもの貧困問題の解決に取り組んでまいります。

どうか引き続き応援のほどよろしくお願いします。

【あなたから子どもたちへ、毎月おやつを】
認定NPO法人おてらおやつクラブは現在、マンスリーサポーターを募集しています。全国の子どもたちへおやつを届けるための配送料などの運営費として大切に活用いたします。子どもたちの笑顔のために、どうぞお力添えください。

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